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2020.06.02

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エナンがライバル、クリスターズに感謝「彼女がいなければここまで強くなれなかった」

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ジュスティーヌ・エナン(写真左)とキム・クリスターズ

元世界1位のジュスティーヌ・エナンが、海外メディア『WeAreTennis』のインタビューに応じ、共にしのぎを削ったライバル、キム・クリスターズについて語った。

エナンは、7度のグランドスラム優勝のほか、2004年アテネ五輪金メダルを獲得。ツアー通算43勝を挙げ、世界1位の座に117週在位したレジェンドプレーヤー。
その彼女にとって、グランドスラム初優勝を果たした記念すべき大会が、2003年の全仏オープン。決勝の相手は、同じベルギーのクリスターズだった。結果は、6‐0、6‐4のストレート勝ち。エナンがクリスターズに対して、グランドスラムで初めて勝利を挙げ、優勝を飾った。

当時を振り返り、エナンは「彼女(クリスターズ)がいなければ、私はここまでの選手になれなかった」とコメント。さらに、「それは、テニスを進化させたナダルやフェデラー、ジョコビッチのようなもの。自分自身を比較するのではなく、他の人が成し遂げたことに触発されるべきなの。そういう意味では、私とキムは性格が違ったわ」と、先に世界1位を成し遂げたライバルがいたからこそ、自分を成長させることができたと語った。

ライバル、クリスターズは今年2月に現役復帰を果たしたが、エナンは「現役復帰をしたいと思ったことはない」と自身の復帰を否定。母親としての役割を果たしたいという。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma