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2021.01.20

メーカーズボイス

「気に入っています」錦織圭が相棒に選んだポリ・ストリング、ルキシロン『エレメント(ELEMENT)』 編集部インプレ付き

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復帰となる2018年
錦織圭が選んだ新たな相棒
それがルキシロン「エレメント」だった

「4G(SOFT)も良かったのですが、エレメント(ELEMENT)の方が、フィーリングが好みというか打球感がマイルドになって、伸びが良いように感じます。衝撃も少ないように感じました。あと変なもたつき感が無くて、キレも良い感じで、気に入っています」。
錦織圭のルキシロン「エレメント」評である。

2017年8月、手首の痛み(後に尺側手根伸筋腱の部分断裂と診断される)のために、ウエスタン&サザンオープンを欠場。残るシーズンを休むことになった。そして2018年、全豪オープンは欠場したものの、1週間遅れで開催されたアメリカ「ニューポートビーチ・チャレンジャー」で復帰を果たす。当時のことを覚えているファンの方も多いかもしれない。正式には4月のモンテカルロ・マスターズから使用開始となるのだが、実は同大会からシグニチャーモデル(当時)「バーン95 CV」に張るポリをルキシロン「エレメント125」に変更していた。そのタイミングから、今まで、ずっとルキシロン「エレメント125」を張っているのだから、“気に入っている”という言葉も本音なのだろう。





“昨年より進化したい”
錦織の要望でルキシロンの
あらゆるポリをテストしていた

ちなみに、錦織は2013年全仏から、縦ナチュラルに変更(横に4Gソフト ※当時)に変更している。縦にナチュラルを張るとボールの伸びが顕著になる。パワー面は強化されるものの、そのコントロールは調節が難しい。そのため、プロ選手といえども「縦ナチュラルは打てません」という選手は数多い(縦ナチュラルの代表格は、フェデラーである)。その相棒として選んでいた「4Gソフト」は、「全体的に柔らかさと安心感のストリング」「非常に長い食いつき感を感じる」(錦織)という特徴があった。「4Gソフト」に不満を持っていたわけではない。だが、"復帰するにあたり、昨年より進化したい"という意向があった。ウイルソンはその相談を受けて、新ポリ・ストリング探しがスタート。時間をかけてルキシロンのすべてのセッティングをテストして、「これだ!」と選んだのがルキシロン「エレメント」だったという経緯がある。

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