close

2021.09.24

選手情報

日本車いすテニス界の次世代、小田、高野、川合が国別対抗戦で世界に挑む

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

左から川合、高野、小田(写真:本人提供)

車いすテニスの国別対抗戦、そのジュニア日本代表を紹介

車いすテニスの国別対抗戦、「2021BNPパリバ・ワールド・チーム・カップ」が9月27日〜10月3日、イタリアで開催となる。そのジュニアクラスの日本代表に選ばれた小田 凱人(岐阜インターナショナルテニスクラブ/ジュニア世界ランク1位) 、高野頌吾(トップアスリートグループ/同10位)、川合雄大(高崎テニスクラブ/同38位)は、いわば日本の未来のスター選手たち。男女とも世界トップクラスの車いすテニス選手を抱える日本だが、その次世代は彼らと言ってもいいだろう。

そんな車いすテニスの未来を担う3選手からの奮闘記が、テニスクラシックに掲載されることに。まずは、イタリアに旅立った3人からの挨拶を掲載したい。


2021BNPParibasWorldTeamCupイタリア大会
■日程:2021年9月27日(月)~10月3日(日)
■場所:イタリア
■代表選手・スタッフ
●監督:中澤吉裕
●男子クラス/コーチ:三浦雄一、選手:三木拓也/荒井大輔/鈴木康平/藤本佳伸
●女子クラス/コーチ:遠藤義文、選手:上地結衣/大谷桃子/田中愛美/高室冴綺
●クアードクラス/コーチ:森智広、選手:菅野浩二/川野将太/宇佐美慧
●ジュニアクラス/コーチ:中澤吉裕(監督兼任)、選手:小田凱人/高野頌吾/川合雄大
●トレーナー:馬場歩/宇治野藍/山口智也、マネージャー:佐藤慶/佐々木留衣、看護師:木下敦子(JPC派遣)


連載 : 車いすテニスTOPICS<そのおもしろさ、難しさ、奥深さを紹介>



小田凱人
■所属:岐阜インターナショナルテニスクラブ
■ジュニア世界ランク1位

高いチームワークで
世界No.1を狙います!

こんにちは。小田凱人です。
今回世界ジュニアワールドカップ日本代表に選ばれました。メンバーは僕も所属するトップ・アスリート・グループの3選手です。メンバーとは過去に何度も練習や試合をしてきましたが、今回は同じチームとして戦うことになります。

プライベートでもメッセージを送り合ったり、電話をしたりしているので、かなりチームワークは高いと思っています。今までに経験のない団体戦となるので、また新しい経験ができると思っていてモチベーションは上がっています。もちろん、狙うのは世界No.1です。実際、今の日本チームの実力を考えれば、世界No.1になれる可能性は決して低くはないと感じています。世界にはレベルの高い同世代の選手もいますが、高いチームワークで必ず勝ち切ります!!

また、今大会は自分がジュニア世界ランキング1位として臨む大会となります。今まで以上に負けられない立場となりますが、チャレンジャー精神を忘れずに挑みたいと思っています。皆さん、応援よろしくお願いします。



Profile/9歳で骨肉腫を発症。左足が不自由になったため、大好きだったサッカーをあきらめ、車いすテニスの世界へ。そのきっかけは、国枝慎吾(ユニクロ)選手の活躍を病床で見て、心動かされたから。2019年の楽天ジャパンオープン出場時には、その国枝から「将来日本を背負っていく選手になる」と太鼓判を押されている。世界ジュニアチャンピオン、世界ジュニアランキング1位という目標を共に史上最年少で達成した今では「国枝選手に勇気づけられたように、自分も、病気で苦しんでいる誰かの希望になりたい」と願い、史上最年少での世界ランキング1位を目標に日々練習に励んでいる

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録