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2022.06.03

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全仏優勝の快挙、柴原瑛菜“原点は5人家族でのミックスダブルス”優勝会見全文[全仏オープン]

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グランドスラム初優勝を果たした柴原瑛菜

現地6月2日、「全仏オープン」混合ダブルス決勝、第2シードの柴原瑛菜(橋本総業HD/女子ダブルス世界ランク8位)/ウェズレイ・クールホフ(オランダ/男子同11位)は、ウルリッケ・エイケリ(ノルウェー/女子同43位)/ヨラン・フリーゲン(ベルギー/男子同50位)を 7-6(4)、6-2で下してグランドスラム初優勝。優勝会見では「私は5人家族で育って、みんなでテニスをするようになって、いつもミックスダブルスをプレーしていた。だから優勝できたのは特別なことでした」」と語った。

【写真15点】“グランドスラム優勝の快挙” 柴原瑛菜/クールホフ決勝写真館

記者会見の中で、外国人記者に“今回の優勝がどれだけ特別なことなのか?”と聞かれた柴原は、「私は5人家族で育って、みんなでテニスをするようになって、いつもミックスダブルスをプレーして。そうやってテニスを始めたんです。だから、ミックスダブルスに優勝できたのは特別なことでした」と家族としての思い出があるミックスダブルスの優勝は特別と回答。さらにマッチポイントでのサービスエースについて「すごい感動とうれしさを感じて、信じられない気分でした。今日のファーストサーブの成功率が低かったので、コースを決めて狙いました」と語っている。

おもしろいのは、今回、クールホフがインスタグラムのDMで柴原に組まないかと誘ったという点。柴原は、クールホフをフォローしていなかったため、DMがすぐ見つからずというトラブルがあったのだという。

クールホフは柴原を誘った理由として、「グランドスラムなどで何度かプレーを見ていたので、きっと合うだろうと思っていました。だからお願いしたんです」と柴原のプレーに惚れてオファーを出したと答えている。

※混合ダブルスでの日本勢のグランドスラム優勝は、1999年USオープンの杉山愛/マヘシュ・ブパシ以来。全仏オープンでは1997年の平木理化/ブパシ以来、25年ぶり

以下は、会見での一問一答である。


Q.グランドスラム初優勝、おめでとうございます。

柴原「今日の優勝はとてもうれしいです。グランドスラムのタイトルを獲るなんて、夢のようです。だから、まだ実感がわきませんね(笑) でも本当にうれしいです」

クールホフ「キャリア初のミックスダブルス決勝でした。グランドスラムの決勝は、数年前(2020年)のUSオープン男子ダブルスで負けて以来。だから初優勝、エナ(柴原)と戦ってやっとトロフィーを手にできました。この2週間、いい時間でした。我々は、とてもいいテニスができたと思う。セットを失ったのも1回戦だけだしね。その後はずっと好調なままで優勝できました」


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写真=田沼武男