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2020.10.28

選手情報

今シーズン、躍進したズベレフの頭から離れない唯一の心残り

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世界ランキング7位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、母国ドイツ誌『Gala』で今シーズンのハイライトやツアーでの後悔について語ったと『Ubi tennis』が報じている。

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今シーズン初戦となった「ATPカップ」では、まさかの3連敗し勝利することなく大会を終えた。だが、直後の全豪オープンでキャリア初となるグランドスラム4強入りを果たすと、ツアー中断明けすぐに行われたUSオープンでグランドスラムで初となる決勝を経験。準優勝に終わり、悔し涙を流したズベレフだが、世界ランキング3位のドミニク・ティエム(オーストリア)を相手フルセットの死闘を見せた。
さらに、2週連続で母国ドイツ・ケルンにて行われた大会では、両大会で優勝。地元の観客を沸かせている。

そんな活躍を見せたズベレフにとって、どの瞬間がうれしかったのだろうか。「2020年のトピックを一つに絞るのは難しい。グランドスラムの準決勝に進出するために、多くの時間とエネルギーを投資したんだ。プレッシャーは大きかったし、そのハードワークがメルボルンとニューヨークで結果となったのは素晴らしいことだ」と、どれもうれしい出来事だとした。「選手には難しい瞬間があるし、まだ多くのことが期待されている。だからこそ、グランドスラムの最後にいることは意味があるんだ」と、良い経験になったとした。

しかし、そんなズベレフにも心残りがあるという。それが、ティエムと戦ったUSオープン決勝だ。「もちろん勝利まで2ポイントだったことや、第5セットでの自分の判断については、今も考える」と頭から離れないと振り返った。それでも、「何年かの間にチャンスを得て、どこかでトロフィーを獲得できることを願っている」と、すでにあの敗戦を消化し、先を見据えているようだ。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma