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2020.10.29

選手情報

6度目の年間1位が近づくジョコビッチ 圧倒的強さ誇るも「今でも試合中は緊張する」

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10月29日、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、「エルステバンク・オープン」(オーストリア・ウィーン/ATP500)準々決勝で、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)にストレートで勝利。ピート・サンプラスが記録した、6度の年間ランキング1位に並ぶことがほぼ確実となった。

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そんな偉大な記録を更新し続けているジョコビッチだが、今の地位を築いてさえも試合ではいまだに“緊張する”という。

今シーズン、ジョコビッチは全豪オープンで8度目の優勝を果たすなど最高のスタートを切り、シーズン再開後もATPマスターズ1000シンシナティ大会で優勝し26連勝を記録。敗れたのはわずか2敗で、USオープンでのまさかの失格と、全仏オープン決勝でラファエル・ナダル(スペイン)に敗れたものだけとなっている。

だが、ジョコビッチは「どの選手も自分に合った条件でプレーしたいと思う。僕たちは戦術ややるべきことを明確にしてコートに足を踏み入れるが、緊張するんだ。思い通りのショットが打てないと感じることもあるよ」と、プロ選手は誰でも緊張するのだと語った。
それは自身も例外ではなく、「僕の場合も他の人と同様にまだ緊張するし、不安もある」とどれほど経験を積んでも解消できないことだした。

それでも、「大体どの試合でもそうなる。その強さのバラつきはあるが、何年もかけて自分自身との向き合い方、心を落ち着かせる方法を身に着けたよ。それで正しい方向にエネルギーを集中させるんだ」と、不安に襲われた時でも対応できるとした。

正確無比なショットで相手を圧倒するプレーだけでなく、精神面を成長させたからこそ、今の地位があるのかもしれない。

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