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2020.11.02

選手情報

チチパスがNBAのMVP選手から学び「共感できることがあった」

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世界ランキング6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)が、ツアー最終戦前の最後の大会となる「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATP1000)の記者会見に出席。アメリカのプロバスケットボールリーグ・NBAのトップスターで同じギリシャ出身のヤニス・アデトクンボ(バックス)らから「学ぶことがたくさんあった」と語っていると、海外メディア『Ubi tennis』が報じている。

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全仏オープン後、母国ギリシャに戻ったチチパスは、NBAで2年連続MVPを獲得したアデトクンボや棒高跳び選手のエマヌエル・カラリスらとともに休暇を満喫。
「彼から学ぶことはたくさんあったと思うし、僕たちが非常に高いレベルで異なるスポーツしているという事実もわかった。我々には共感できることがたくさんあるし、彼と話をして、お互いのスポーツの違いや倫理、私たちの生活について話しあえてとても幸せだった」と、異なるスポーツの頂点で戦う者同士、共感できる部分があったようだ。

チチパスは今シーズン、2月に行われたATP250マルセイユ大会で優勝し、全仏オープンではベスト4に進出。ツアー中断期間があり、難しいシーズンにもかかわらず安定した成績を残してきた。4大会連続の初戦敗退などもあった昨シーズンと比較しても、安定したプレーができている。

しかし、チチパスはこの結果に満足していない。「必ずしも良くなったとは言えない。これは休暇でギリシャに戻ったときにヤニスと話し合ったことだ。限界に達していると感じる瞬間もあるが、賢明な行動をすることで、トレーニングをやりすぎないこともある。このような小さなことが、必ずしもゲームのレベルにアップにつながるわけではない。ある時点で限界があるのは確かだ」と語った。

それでも、「今年は自分の態度が良くなったと思う。コート上での落ち着きは多くの試合を与えてくれたし、厳しい状況になった時でも自分を信じることに自信を与えてくれた」と、この数ヵ月の自らの態度に満足しているとした。

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What did i get my self into ??? #The3Musketeers

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma