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2020.11.24

選手情報

ナダルが早くも来年の活躍誓う「オフにハードワークする」

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世界ランキング2位で今シーズンを終えた、ラファエル・ナダル(スペイン)が、ツアー最終戦後の会見で早くも来シーズンに向けてオフのハードワークを誓った。

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今シーズンを国別対抗戦「ATPカップ」でスタートさせたナダルは、決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)率いるセルビアに敗れ、全豪オープンでも準々決勝でドミニク・ティエム(オーストリア)に敗戦。タイトルから遠ざかっていたものの、2月下旬のATP500アカプルコ大会で17年連続となるツアー優勝を果たした。

新型コロナウイルスの感染拡大によるツアー中後、アメリカで行われたATP1000シンシナティ大会、USオープンをスキップしたナダル。“自らの庭”ともいえるクレーコートシーズンで約5ヵ月ぶりのツアー再開となったが、その初戦となるATP1000ローマ大会準々決勝でディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)にまさかの敗戦。不安を残したまま全仏オープンを迎えた。
しかし、ナダルには関係なかった。決勝までの7試合、オールストレート勝ち。1セットも落とすことなく、13度目の栄冠を手にした。

ロジャー・フェデラー(スイス)に並ぶ、グランドスラム20勝目を挙げ、2008年には北京五輪で金メダルも獲得しテニスプレーヤーとして欲しいタイトルを手にしたナダルだが、唯一優勝できていないのがATPツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」だ。
ラウンドロビンを2勝1敗で決勝トーナメントに進出したナダルは、2013年以来となる決勝をかけてダニール・メドベデフ(ロシア)と対戦。第1セットを6-3で先取しながらも、第2セットを7-6(4)、ファイナルセット6-3で奪われ、逆転負けを喫し、今シーズンを終えた。

その試合後の会見でナダルは、今シーズンを振り返り、「いつもと同じだよ。楽でもないし、難しくもない。私の目標はいつも同じで、それが毎年の目標だ」と納得したシーズンを送ることができたとした。
だが、「来年は重要な年になるだろう。自分が戦いたいと思っているものに向けて、しっかりと準備をしていきたいと思う。スタートがしっかり切れるようにオフシーズンにハードワークするつもりだ」と早くも2021年シーズンの活躍を誓った。

プロ20年目を迎える来シーズン、ナダルの強さを見ることができるのか楽しみだ。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma