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2020.05.28

選手情報

コールシュレイバーが自らの引き際について語る「事前に引退発表したくない」

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178cmと小柄ながら、15年以上トップ100を維持しツアーで戦い続けているフィリップ・コールシュレイバー(ドイツ)が、ATP公式サイトのインタビューに応じ、自身の引退について語った。

コールシュレイバーは、「ある日、目が覚めて『よし、今日引退する日だ』と言うかもしれない。ある大会が最後だと前もって発表するのは嫌だし、僕らしくない」と、事前に引退発表するつもりはないとコメント。続けて、「『トップ20に返り咲く』と宣言し、成し遂げてから『ありがとう』と言って、自分がまだ戦えることを証明してから引退するのもいいかも」と、自らの幕引きについて語った。

さらに第2の人生についても言及。「僕のノウハウは、すべてテニスにある。若い選手をサポートするのも面白いかもしれないね。若い選手と練習していて、すでにそんな気持ちを感じているんだ」と、コーチとして自らの想いを伝えたいことがあるという。「10年前はそんな気持ちはなかった。少し自分勝手だったのかもしれないね。でも、年を取って見る目が養われた気がするよ」と、徐々に心境が変化してきたと語った。

“引退”はプロスポーツ選手であれば、誰しもが通る道だ。しかし、昨年の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/インディアンウェルズ)ではジョコビッチに勝利しているなど衰えは感じさせないコールシュレイバー。これからもツアーで戦う姿をまだまだ見せてほしいものだ。

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写真=石塚康隆 Photos by Yasutaka Ishizuka