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2021.02.08

大会情報

初戦敗退のモンフィス、「悪夢から抜け出せない」と涙ながらに告白

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2週間練習をした相手と
初戦で当たる不運もあったモンフィス


今年最初のグランドスラムとして、大会初日を迎えた全豪オープン。その初戦で、第10シード、ガエル・モンフィス(フランス)は、エミル・ルースブオリ(フィンランド)に6-3、4-6、5-7、6-3、3-6で敗れた。

第1セット、3ゲームをブレークして6-3とセットを先取したモンフィス。だが、第2セット第1ゲームでブレークされてしまう。これを機に流れが変化。第2セットが70%、第3セットが67%とファーストサーブを高確率で入れたルースブオリがセットを連取する。モンフィスは第4セットを奪い返したが、第5セット、先にブレークを許してしまって取り返せず。ルースブオリが、第10シードのモンフィスを倒す、番狂わせを起こした。


【動画】モンフィスvs.ルースブオリ ハイライト


失意のモンフィスは、記者会見で「彼は自分のゲームをやっていただけ。2週間、彼とずっと練習していた。彼は、自分のゲームをやってみせた。だけど、私は彼以上ではなかった。私を倒すに十分な出来だった」と英語でコメント。

その後、母国の記者相手には、度々首を左右に振りながら、「自信がない。この悪夢から抜け出せない」「自信が持てない。この悪夢から抜け出したいが、できない。いつ終わるかわからない。難しい。また負けてしまった。サーブできず、ひどいプレーをしている。良くなるまで時間がかかるだろう」、「適切なテンポ、適切なペースでのプレーをしたいが、それが見つからないんだ。自分のやりたいことができない。自信がない。フォアハンドも打てない。サーブも打てない。それが不調の原因だ。辛いし、イライラしている。苦労しながら、自分のプレーを模索しているけれど、まったくできないんだ」と苦しい思いを口にした。

“また負けてしまった” と語ったモンフィス。彼は、昨年2月のATP500ドバイ大会の準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れて7連敗中。パンデミックがあったとはいえ、約1年間、勝利できていないことがモンフィスから自信を奪っているというわけだ。

会見の最後、“あなたはこの経験から、何を得ますか?”と質問されると、「ないよ…。答えるような言葉がない。んー、そうだな、あなたにこのシンプルなフレーズを渡すよ。母はこう言うと思う。“トレーニングし続けて、カムバックしなさい”と…」と涙ながらに答えた。
完全に自信を失ってしまったように見えるモンフィス、なんとかこの苦しみから立ち直ってほしい。

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