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2021.02.26

選手情報

【田中愛美プロコラム(8)】「競技に欠かせないギア《車いす》の秘密を大紹介」

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<競技用の車いす>はタイヤが“ハの字” 

こんにちは、車いすテニスプレーヤーの田中愛美です。
今回は、車いすテニスを語る上で欠かせない「ギア」、テニス用の車いすについてご紹介していきたいと思います!

選手の足となる車いす。一人一人が自分のプレーや障害に合わせてオーダーメイドで作るテニス用の車いすは、日常で使用するものとは大きく異なります。
では、具体的に<日常用の車いす>と<競技用の車いす>の違いは一体どんなところにあるのでしょうか?

【写真ギャラリー】田中プロのプレー写真から車いすをチェック!!


まず大きく見た目で分かるのは、左右についたタイヤの角度です。
<日常用の車いす>は、狭い建物内でも動けるようにタイヤのサイズは基本24インチ、キャンバー角(タイヤの設置角度)は付けないのが普通です。しかし、<競技用の車いす>は、前から見ると大きくハの字に広がっていて、これによってより素早く安定したターンを行うことができます。このキャンバー角は競技によって推奨角度が違い、テニスは20~22°。角度が大きければ大きいほどターンがしやすく、小さければ小さいほど直進性が上がると言われています。



<競技用の車いす>は、タイヤが”ハの字”に付いている

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Photos by Izumi Nakagawa/NBP