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2021.03.06

選手情報

錦織圭が世界26位のチョリッチに得意のタイブレークを取れず接戦で敗れる

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チョリッチのサーブ崩せず。両セット、タイブレークの接戦の末に敗戦

「ABNアムロ世界テニス・トーナメント」5日目、シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング45位の錦織圭(日清食品)は、同26位のボルナ・チョリッチ(クロアチア)に6(2)-7、6(4)-7のストレートで敗れた。

【動画】チョリッチ戦で錦織が見せた完璧なパッシングショット!

初戦でフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/世界19位)、2回戦でアレックス・デミノー(オーストラリア/世界23位)を破り、調子のよさを見せた錦織。対するチョリッチには、唯一の対戦である2015年の「楽天ジャパンオープン」では、2-6、6-1、6-2のフルセットで勝利している。

第1セット、第5ゲームでリターンからプレッシャーをかけてブレークに成功し、先にリードを奪った錦織。このままリードを保ちたいところだったが、次ゲームでストロークにミスが出てしまいブレークバックを許してしまう。その後、ファーストサーブが入らない錦織は、チョリッチの攻撃を耐えながら、持ち前のストローク力でキープを続け、タイブレークに突入。だが、ここでギアを上げたのはチョリッチ。6ポイント連取でこのセットを奪う。錦織は、ファーストサーブの確率が50%、セカンドサーブポイント獲得率が39%と低く、サービスゲームで流れに乗れなかった。

セットを取り戻したい錦織だったが、第2セット第1ゲームでブレークされてしまい、出ばなをくじかれてしまう。それでも第4ゲーム、我慢のテニスでブレークに成功。イーブンに戻すと、互いにキープをし第1セット同様にタイブレークへ。4-2と、リードした錦織だったが、チョリッチの堅い守りに加え、そこから攻撃につなげるストロークを打ち崩すことができない。加えて、強烈なサーブが錦織を襲い、最後は錦織のフォアハンドのリターンがサイドラインを割った。錦織は、現役のみならず引退選手も含めたタイブレーク勝率(59.2%)でトップ50に入るものの、この試合では残念ながらそれを見せつけることができなかった。

次戦は3月8日に開幕するATP250マルセイユ大会に出場を予定している。次はどのような戦いを見せてくれるのか、楽しみだ。

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