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2021.03.16

選手情報

チチパス、グランドスラム優勝のためには“あと少しの経験と自信”が必要と語る

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メキシコは「特別な地」と
語った第1シードのチチパス

メキシコ・アカプルコで開催のATP500「アビエルト・メキシカーノ・テルセル・プレゼンタド・ポルHSBC」の第1シードで出場するステファノス・チチパス(ギリシャ)が、大会のインタビュー取材に応えた。

【動画】練習後、自撮りで動画を上げたチチパス


実は、チチパスにとってメキシコは特別な場所なのだという。だからこそ、前週フランス・マルセイユでの大会後、23時間と長時間をかけて、この大会に駆け付けた。それというのも、この地は6年前、プロになる夢を見て、父と共に、ジュニアトーナメントのために渡航した最初の地なのだという。

「メキシコシティのグレードAとメリダオープンは、大会のために父と共に最初に行った海外旅行先だったんだ。そのあとに、僕はオレンジボウルに出場して、決勝進出を果たした(ミオミール・ケツマノビッチ/セルビアに敗れて準優勝)。それはテニスでの初めてのポジティブな結果だった。だから、メキシコは私にとって、すべてが始まった場所であり、プロになるという私の夢、目標がスタートした場所なんだ」と語ったチチパス。

今シーズンは、序盤から好調を維持していて、順調に勝利数を積み重ねているチチパス。2月の「ATPカップ(国別対抗戦)」では無敗、さらに全豪オープンでは、ラファエル・ナダル(スペイン)を倒してベスト4に残っている。それは、グランドスラムで3度目となる準決勝進出だった。ビッグタイトルが少しずつ見えてきているが、まだ到達していない。

「グランドスラム決勝のとても近くまで来ている。必要なのは、トップ選手たちと対戦した時の、あと少しの経験と自信なんだ。ただ、グランドスラムで優勝するという夢に、プレッシャーを感じすぎないようにしたい。瞬間を楽しんで集中したいと思っている」とチチパスは語っている。

“あと少しの経験と自信”、それを得るために戦う。特別な場所であるというメキシコでのチチパスのプレーに注目したい。


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Photo by Takeo Tanuma