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2021.03.22

選手情報

ズベレフが約2年7ヵ月ぶりに勝利で優勝! 5連敗中のチチパスに競り勝つ

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ズベレフがチチパスにストレート勝利!
失セット0で大会制す

3月21日、「メキシコ・オープン」(メキシコ・アカプルコ/ATP500)シングルス決勝が行われ、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が同1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-4、7-6(3)で下し、今シーズン初優勝を果たした。

【動画】A.ズベレフがツアー14勝目! マッチハイライト

両者の対戦は、2018年8月のATPマスターズ1000カナダ大会からチチパスが5連勝しており、今大会前までで5勝1敗とチチパスに優勢に立っていた。

この日の試合でも第1セット、1-4とチチパスにリード許したが、第6ゲームに3度のブレークポイントを防ぐと、流れが徐々にズベレフへ。2度のブレークを含む5ゲームを連取し、ズベレフが6-4でセットを取った。

第2セットでは、互いにキープが続いたものの、第9ゲームでブレークし、先にリードを奪ったズベレフが、5-4とサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップを握る。だが、チチパスも粘りを見せて、ブレークバックに成功。試合はタイブレークにもつれた。そのタイブレークでは、チチパスが積極的にネットに出たものの、これを正確なショットでしのいだズベレフが、4連続ポイントなどでリードし、2時間17分の試合を制した。

ズベレフは「キャリアを通じて勝ちたかった大会の一つだといつも言ってきた。メキシコやこの大会とはいい関係が築けているよ。目標を持ってここに来たし、それを成し遂げることができて、とても満足している」と喜びの声を語っている。

昨年10月の「bett1ハルクス選手権」(ドイツ・ケルン/ATP250)以来の優勝となったズベレフ。チチパスから約2年7ヵ月ぶりの勝利を挙げ、キャリア通算14度目のツアー優勝を手にした。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma