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2021.03.29

選手情報

世界2位のメドベデフがけいれんしながらもポピュリンとの激闘制しマイアミOP4回戦進出

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最終セット途中からけいれんに
メドベデフ「横になって『終わりだ』と言いたかった」


「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATP1000)シングルス3回戦、第1シードで世界ランキング2位のダニール・メドベデフ(ロシア)が、同86位のアレクセイ・ポピュリン(オーストラリア)を7-6(3)、6(7)-7、6-4の激闘を制し、4回戦進出を果たした。

【動画】メドベデフが足を引きずりながらもポピュリンに勝利!

両者のランキングの差は大きいものの、ポピュリンは今年2月に行われた「シンガポール・オープン」(シンガポール/ATP250)でツアー初優勝を挙げており、好調を維持している。一方のメドベデフも、「オープン13プロバンス」(フランス・マルセイユ/ATP250)で優勝を飾っており好調だ。

第1セットは、互いにキープを続けてタイブレークに突入。すると、4連続ポイントしたメドベデフが先取する。第2セットも第4ゲームでブレークに成功したメドベデフが、5-3とサービング・フォー・ザ・マッチを迎えた。

しかし、この試合でポピュリンに初めてブレークポイントを握られると、ラブゲームでブレークバックされてしまう。また、5-4のリターンゲームでメドベデフは、3本のマッチポイントを握ったが、このチャンスをものにできず、再びタイブレークへ。これをポピュリンに奪われ、試合は最終セットへ持ち込まれた。

その最終セット、メドベデフは第7ゲームでブレークしたものの、その直後には足がけいれんしてきているのか、トレーナーにマッサージを受ける。だが、次の1ポイント目では、まともに歩くことすらできない状態になってしまう。それでも力を振り絞り、サーブに集中してサーブポイントでキープ。チェンジコートの際にも座らず、最後は足を引きずりながらもなんとかサービスキープし、2時間38分の試合を制した。

試合後、メドベデフは「本当に苦しかった。僕が唯一考えていたことは、倒れないようにすること。もし転んだら、立ち上がれないだろうからね。横になって『終わりだ』と言いたかった時もあったけど、それは受け入れられなかった。試合中のサーブは最悪だったかもしれないけど、その時は救われたね」と、肉体的にも精神的にも苦しい試合だったと語った。

4回戦で、世界26位のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)と同58位のフランシス・ティアフォー(アメリカ)の勝者と対戦するメドベデフ。「ラヨビッチには数週間前に負けているからリベンジのチャンスだ。ティアフォーも素晴らしい選手だし、マイアミでいいプレーをしている。重要な試合になるね。明日は休みだし、100%の準備をして試合に臨むよ」とした。

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