「フレームの形状」や「振動止め」「グリップテープ」などもポイント春は新しくテニスを始める人が多い季節。まずはラケットをそろえる必要があるが、テニスショップには実にさまざまな種類のラケットが並んでおり、初心者にとってはどのモデルを選べばいいのかわからないというケースも多いのではないだろうか。これからテニスを始めようとしている新入生(高校生ぐらいの世代を対象)に向けて、どのようにラケットを選べばいいのか、前編に引き続き、ラケットの百科事典として知る人ぞ知るラケットプラザ豊中店の椿野孝祐氏に聞いた。【関連記事】ラケット選び、どうすればいい?《前編》
<Point 5> フレームの形状ボックス形状⇒ボールの飛びがやや抑えられているラウンド形状⇒ボールがよく飛ぶ前編では、「ラケットの重さ」、「フェイス面の大きさ」、「グリップの太さ」、「フレームの厚さ」がポイントだとお伝えしました。それらに加えて「フレームの形状」も重要です。フレームの形状は、大きく分けると「ボックス形状」と「ラウンド形状」があります。ボックス形状は断面の形が四角で、ボールの飛びがやや抑えられている設計になっています。また、ボールを打った時の打球感もやや硬く感じられるのが特徴です。一方のラウンド形状は丸みを帯びた形で、ボールをよく飛ばしてくれる特性があります。打った感触も、ボックス形状とは対照的に、マイルドに感じられる特徴があります。この点も意識してみるといいでしょう。<Point 6> 振動止めインパクト時の振動・衝撃を吸収してくれる!ラケットを選ぶ際、振動止めをつけることもあわせておすすめしています。振動止めをストリング(ガット)につけることで、ボールを打った時に手やヒジに与える振動・衝撃を吸収してくれるメリットがあります。初心者の場合スイングが安定していなかったり、無理やりスイングしてしまうこともあると思うので、ケガを予防するためにも振動止めをつけておくといいでしょう。振動止めにもいくつか種類があり、大きく分けるとワンポイントタイプと少し長めのタイプのものがあります。インパクトで真ん中に当たっているかどうか感覚を知りたいという人はワンポイントタイプを、すべてのショットで衝撃を吸収してほしいという人は長めのタイプのものを使うといいと思います。左が長めのタイプのもの、右がワンポイントタイプの振動止め<Point 7> グリップテープクッション性を高めて手の負担を軽減そして、グリップテープを巻くことも推奨しています。グリップテープは厚さが0.6mm程度あるので、これを巻くことでグリップのクッション性を高め、手にかかる負担を軽減することができます。また、グリップがやや細いという場合、グリップテープを巻くことで力の入りやすい太さに調整することも可能です。
さらに、グリップテープにはさまざまなカラーバリエーションがあるので、好みに合わせてカスタマイズできるというメリットもあります。カラーバリエーションも豊富なので、自分好みにカスタマイズできるのも楽しい!
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