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2021.05.10

選手情報

ズベレフが3年ぶり2度目のマドリードOP制覇! ベレッティーニに逆転勝利[マドリード・オープン]

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ズベレフがマスターズ4勝目「これからの数週間が楽しみ」

「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)シングルス決勝、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク6位)が、第8シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同10位)を6(8)-7、6-4、6-3の逆転で下し、ツアー通算4度目のATPマスターズ制覇を成し遂げた。

【動画】ズベレフがベレッティーニ下し今シーズン2勝目! マッチハイライト

2018年大会の優勝者でもあるズベレフは、準々決勝で“クレーキング”と呼ばれる第1シードのラファエル・ナダル(スペイン/同2位)を、準決勝で全仏オープンで2度の準優勝を誇る第3シードのドミニク・ティエム(オーストリア/同4位)をストレートで破り、決勝に進出。その決勝では、4月下旬に行われたATP250ベオグラード大会で今シーズン初優勝を果たし、マスターズ初制覇を狙うベレッティーニとの対戦となった。

この日の試合では、第1セットをタイブレークの末に落としたズベレフだったが、第2セットではサービスゲームで安定したプレーを見せて、ブレークポイントを握らせず、第9ゲームでブレークし、ファイナルセットへ試合を持ち込んだ。そのファイナルセットでは、第5ゲームで先にリードを奪うと、第9ゲームでもブレークに成功。ツアー15度目となるタイトルを手にした。

試合後、ズベレフは「今日のマッテオ(ベレッティーニ)は、僕にとって難しいプレーをしてきた。彼のようにサーブ力が高く、ボールを支配する選手はいない。ラファ(ナダル)やドミニク(ティエム)とは、また違う試合内容だった。1セットダウンから逆転してタイトルを獲得できたことは満足しているよ」と、3人のトップ10選手に勝てたこと、そしてリードを許しながら逆転で勝利を手にしたことを喜んだ。

また、「全仏オープンでいい成績を残すためには、クレーコート・シーズンでいいプレーをする必要がある。これは重要なこと。結果、マスターズで優勝することができ、これに勝るものはない。この結果には満足しているよ。これからの数週間を楽しみにしている」と、全仏オープンまで続くクレーコート・シーズンに向け、いいステップアップになったと語った。

今大会、強烈なサーブだけでなくストロークでもライン際に決まり相手を苦しめたズベレフ。次戦、「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)では、どのようなプレーを見せるのか楽しみだ。

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