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2021.06.13

選手情報

チリッチ約3年ぶりの決勝進出、「非常に興奮しているよ」[メルセデス・カップ]

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22歳ロディオノフを相手に
サービスゲームが好調だったチリッチ


6月12日、ATP250「メルセデス・カップ」(ドイツ/シュツットガルト)準決勝、マリン・チリッチ(クロアチア/世界ランク47位)はユーリ・ロディオノフ(オーストリア/同142位)と対戦。6-3、1-0途中棄権で勝利し、決勝進出を決めた。チリッチのツアー決勝は、優勝した2018年のATP 500ロンドン/クィーンズ大会以来。

【動画】チリッチvs.ロディオノフ準決勝ハイライトはこちら


第1セット、チリッチはファーストサーブの確率こそ53%と高くはなかったものの、サービスゲームが好調で、第1ゲーム、第3ゲーム、第5ゲーム、第7ゲームと4つのサービスゲームで3ポイントしか与えず。そして主催者推薦で出場の22歳、ロディオノフはサウスポーならではのキレのいいサーブが特徴。積極的にサーブ&ボレーにも出て、チリッチにプレッシャーをかけてキープを続けた。

試合が動いたのは、第8ゲーム、チリッチがリターンを叩いていくと、ロディオノフにショットミスが出て、10ポイントの末にチリッチがブレークを成功。続くサービスゲームでも1ポイントしか与えず、6-3で第1セットを先取した。このセット、チリッチはファーストサーブ13本すべてでポイントに、サービスゲームでは83%の確率でポイントにしている。

そして第2セット第1ゲーム、ロディオノフは自身のサービスゲームをブレークされたところで途中棄権を申し出て試合終了に(故障と発表されているが、細かい発表はなし)。

全仏オープンでは2回戦でロジャー・フェデラー(スイス/同8位)に敗れているチリッチは、記者会見で「決勝進出はかなり久しぶりだから、本当に気分がいいし、非常に興奮しているよ。今週はとてもポジティブな1週間だ。良いテニス、うまくプレーできていると思う。芝シーズンが1週間少ないことを考えると、今週プレーできてよかった。全仏でロジャー(フェデラー)に敗れてしまったが、その分、早く芝の準備をすることができた」と2018年6月以来となる決勝進出を喜んでいる。

今大会、奥さん、子供と大会に来ているというチリッチ。好調の要因はそこにあるのかもしれない。2019年以来、3年ぶりとなる優勝を手にすることはできるか。日本時間本日19時開始予定の決勝では、第3シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同21位)と対戦する。

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Photo by Takeo Tanuma