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2021.09.07

選手情報

東京五輪金メダリスト、ズベレフがシナーに完勝で8強入り[USオープン]

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要所を締めるテニスでシナーを退けたズベレフ

現地9月6日、男子シングルス4回戦、東京オリンピック男子シングルス金メダリストで第4シードのアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ/世界ランク4位)は、第13シードのヤニック・シナー(イタリア/同16位)と対戦。6-4、6-4、7-6(7)でシナーの挑戦を退けた。

【動画】ズベレフ×シナー4回戦ハイライトはこちら


第1セット、第3ゲームでピンチを凌いだシナーは、ゲームカウント2-1で迎えたズベレフのサービスゲームで、15-40とチャンスを迎える。しかし、ズベレフが凌ぐと、直後のゲームでズベレフがまたもブレークに成功。ブレークバックしたいシナーは、攻撃的なストロークを放っていくが、時速210キロ超のファーストサーブを放つズベレフからブレークのチャンスを得られず。第1セットは6-4でズベレフが先取する。

第2セット、お互いにブレークのチャンスを与えることなくキープが続いていく。すると、4オールで迎えたシナーのサービスで、ズベレフが0-40とチャンスを迎える。しかし、ここで守るのではなく攻めていくシナー。なんとかデュースに持ち込んだものの、直後にボレーミスも生まれ、ブレークを許す。続くゲーム、シナーはさらに攻撃的なショットで攻めて15-40とチャンスを作るが、あと1本が奪えず。ズベレフが第2セットも6-4で奪取する。

第3セット第3ゲームで、またもズベレフが先にブレークに成功。それでも、シナーは集中を維持し、ウィナーを狙っていく。すると第8ゲーム、ズベレフからこの試合初めてのブレークを奪う。このセットはそのままタイブレークへ。先にミニブレークを奪われたズベレフだが、動じることはなし。逆に3本のミニブレークを奪って7-6(7)。シナーをストレートで退けた。

「かなりハイレベルな試合になった。ウィナーとミスの数は良くなかったかもしれないが、我々は非常に速いテンポで打ち合っていたから、仕方なかった」とズベレフ。

準々決勝は、過去2戦2勝のロイド・ハリス(南アフリカ/同46位)と対戦する。実は8月のATPマスターズ1000シンシナティ大会で対戦したばかり。その時は7-6(3)、6-2で勝利しているものの、「彼は今大会で高いレベルでプレーできると示している。素晴らしいサーブを持っているし、シンシナティでもそこに苦労した。間違いなく難しい試合になると思う」と警戒した。

次戦を乗り越えることができれば、準決勝では東京オリンピックで勝利している最強の敵、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)と対戦する可能性がある。オリンピックで得た自信を胸に戦っているというズベレフ、ここからさらなる注目を浴びることになりそうだ。

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