close

2021.09.17

選手情報

バスルーム・ブレークの規定変更をATPが検討か

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

USオープンでも話題となったバスルーム・ブレーク

9月17日、複数の報道機関が、ATPが2022年シーズンよりバスルーム・ブレーク(トイレット・ブレーク)、メディカルタイムアウトの規定変更を検討していると報じた。

【動画】チチパスの行為について不満を語ったマレーの記者会見


USオープン男子シングルス1回戦、第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク3位)対アンディ・マレー(イギリス/同116位)は、4時間49分の熱戦の末にチチパスが2-6、7-6(7)、3-6、6-3、6-4で転勝利。
しかし、そのファイナルセット前にチチパスが約8分と長いバスルームブレークを取ったことに対して、マレーが「ルールがある以上、オフィシャルは何もできない。だが、僕は選手評議会に所属していて、いつもこの話をする。ルールを悪用されないようにと。そして、彼(チチパス)はやり過ぎた。他の人たちが何も問題がないと感じているなら、僕の方がおかしいのかもしれないが、それはナンセンス。彼もそれをわかっているだろう」とコメント。USオープン前哨戦のウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/ATPマスターズ1000)準決勝でも、バスルーム・ブレーク絡みでトラブルがあったため、話題となっていた。

そういった流れも受けてなのか、今回、ATPの情報筋がロイター通信に対して“バスルームブレーク、コートでのメディカルタイムアウトのルールについて、来シーズンからの変更を検討している”と語ったという。

今回は、チチパスの行為が目立ってしまったものの、他の選手でも不可解に思われても仕方ないほど長いバスルームブレークを取るケースがあることも事実。どのような変更が検討されるのか、現状では不明だが、選手にとっても、ファンにとってもより良い変化となることを望みたい。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

Photo by Takeo Tanuma