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2021.09.28

選手情報

大坂なおみ、「コートに立てる喜びを味わいたい」とツアー復帰に意欲

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大坂なおみが米テレビ番組でツアー復帰言及「うずうずしている」

女子テニス世界ランク7位の大坂なおみが、アメリカのテレビ局HBOの『The Shop』に出演。「またプレーすることになる」とツアー復帰への意欲を見せた。

【画像】大坂なおみ、5度のオールスター出場を果たしたNBAスターのケビン・ラブらとともに出演

5月の全仏オープン前にアスリートのメンタルヘルスについて問題提起し、記者会見を拒否した大坂は、その後、約2ヵ月の休養を経て、東京オリンピックやWTA1000シンシナティ大会に出場。USオープンでは3回戦で敗れ、その試合後に「勝ってもうれしいと思わないし、負けても悲しい気持ちになる。次の試合がいつになるかわからない。しばらくは試合を休もうと思っている」と涙を流し、ツアーから一旦離れる意思を見せていた。

同番組で大坂は、「近いうちに」と復帰の時期こそ明確にしなかったものの、「うずうずしているわ。勝っても負けてもいいから、またコートに立てる喜びを味わいたい」とコメント。さらに「最近は長い試合でストレスを感じていた。自分自身を見つめ直すのに休みが必要だった」と述べた。

テニス選手とメディアの関係について、グランドスラムを20度制しているロジャー・フェデラー(スイス/世界ランク9位)も、アメリカの雑誌『GQ』のインタビューで言及しており、「選手、大会、ジャーナリストが一堂に会し、“あなたにとって何が良いのかを話し合う必要がある”」とし、現在の状況を改善させなければならないと語った。

「落ち込んでいる時でも世界中の報道陣の前では、ある一定の行動をしなければならないと思っている。テニス選手はアスリートでありプロフェッショナルだが、人間であることも忘れてはならない」と述べ、大坂や18歳でUSオープンを制したエマ・ラドゥカヌ(イギリス/女子世界ランク22位)のようなスター選手をソーシャルメディアでのネガティブな言葉から守るべきだと、テニス界がサポートすべきだとした。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma