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2021.10.02

選手情報

テニス男子トップ20選手や日本人選手の体型〈BMI〉を調査!

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BMI値でこの3選手に共通点が!

男子トップ20選手のBMIを調査!
なんとナダル&フェデラー&ガリンが最高値に

高身長化が進んでいるテニス選手たち。ダニール・メドベデフ(ロシア/世界ランク2位)のように身長が高い選手は比較的やせ形に見える場合も多いが、実際はどうなのだろうか? 男子トップ20選手をはじめ、やせ形に見える選手やがっちりした選手、また日本人や韓国人などアジア系選手のBMIを紹介し、それぞれの特徴を調べた。

【SNS】スイーツなど食べ物がたくさん登場するワウリンカのインスタグラム

BMIとは肥満度を表す指数

BMIは「Body Mass Index」(体格指数)の略で、身長と体重から計算して人の肥満度を表す指数だ。テニスのトッププロの中に肥満型の選手はいないだろうと予想できるが、実際にはがっちり型からやせ形の選手までさまざまだ。BMIの計算式は以下の通り。

[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]

BMIの指数は以下のカテゴリーに分類される。こちらは日本肥満学会による分類であり、判定基準は国によって異なる。BMIが22.0で標準とされるが、これは統計的に最も病気にかかりにくいとされている。

18.5未満 低体重
18.5〜25.0未満 普通体重
25.0〜30.0未満 肥満(1度)
30.0〜35.0未満 肥満(2度)
35.0〜40.0未満 肥満(3度)
40.0以上 肥満(4度)

男子トップ20選手のBMIを調査!
気になる日本人らアジア系選手のBMIも紹介

男子トップ20選手のBMIを見ていこう(※ATP公式ウェブサイト記載の身長と体重で調査。小数点第3位を四捨五入)。BMI数値の一覧表は下記のリンクにアクセスを。

【画像】男子トップ20選手のBMI数値一覧表はこちらから!

トップ20以外でも、体型に特徴のある選手のBMIを見てみよう。現在世界ランク26位のアレックス・デミノー(オーストラリア)はスピードに定評がある選手。デミノーは一見してやせ型であると見受けられるが、BMIは20.60とトップ20の選手と比較しても最もBMIが低い。BMIとプレースタイルについてもある程度関連があると言えそうだ。

グランドスラム覇者のラファエル・ナダル(スペイン/同6位)とスタン・ワウリンカ(スイス/同46位)は、ともにスイーツが好きなことで有名だ(ワウリンカのインスタグラムにはスイーツを含め食べ物がたくさん登場する)。また、マッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同7位)は身長が196cmと高いうえに体もがっちりしており、こちらもインスタグラムのストーリーにおいしそうな甘いパンの写真を掲載していたことがあった。この3人は全員、普通体重(18.5〜25.0未満)とされるBMIの上限あたりに位置する。彼らもサーブやパワーショットに定評がある選手たちで、デミノーのプレースタイルとは非常に異なることがわかる。

ナダル 24.84
ベレッティーニ 24.73
ワウリンカ 24.19

身長が低い選手のBMI&アジア系選手のBMI

トッププロの中でも、特に身長が高くないディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン/同15位)と西岡良仁(ミキハウス/同71位)は、身長・体重が全く同じであるためBMIも22.15と同じだ。最も病気になりにくいとされるBMI22をキープしているあたりさすが。そして、日本人選手のBMIについては、191cmと高身長のダニエル太郎(エイブル/同111位)のBMIが最も低く、アメリカ育ちのブランドン・ナカシマ(同83位)は普通体重の上限に近い24.54だった。

錦織 圭(日清食品/同52位) 23.04
西岡良仁(ミキハウス/同71位) 22.15
ダニエル太郎(エイブル/同111位) 21.93
クォン・スンウー(韓国/同57位) 22.22
ブランドン・ナカシマ(アメリカ/同83位) 24.54

BMIランキング、最低はフルカチュ。
最高はなんとナダル&フェデラー&ガリンの3選手!

〈BMIが高い選手ベスト3〉
同率1位
ナダル、フェデラー、ガリン 24.84


この3人は、身長185cm、体重85kgでBMIも同じである。ナダルとフェデラーが全く同じであるということは少し驚きであると言えるのではないだろうか。

〈BMIが低い選手ベスト3〉
1位
フルカチュ 21.08

2位
メドベデフ 21.17

3位
ルブレフ 21.22


男子トップ20選手の中で最もBMIが低かったフベルト・フルカチュ(ポーランド/同12位)はベジタリアンであることを公言している。スリムな体でも思い切り力を発揮できるのは、自分の体に合った食事法を実践できているからかもしれない。

紹介した選手全員が“普通体重”に該当

さまざまな体格に見えるトップ選手たちも、実は全員がBMI18.5以上25未満の「普通体重」に該当することが分かった。トッププロが全員この数値の中に当てはまるということは、一つの基準になると言えるだろう。BMIは体重のみを計測の基準とするため、体脂肪率については考慮されない。とはいえ、一つの参考値として認識しておくとよさそうだ。

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