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2021.10.02

選手情報

本玉真唯、世界9位のムグルザにストレートで敗戦も「トップの人ともやり合えるのがわかった」と自信つかむ

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本玉真唯、ムグルザに敗戦も自信を手に「ツアーにトライしていきたい」

10月1日、「シカゴ・フォール・テニス・クラシック」(アメリカ・シカゴ/WTA500)シングルス準々決勝が行われ、予選から勝ち上がった本玉真唯(島津製作所/世界ランク200位)は、第2シードのガルビネ・ムグルザ(スペイン/同9位)と対戦。3-6、2-6のストレートで敗れた。

【動画】本玉真唯とムグルザの白熱ラリー

予選第14シードとして今大会に出場した本玉は、予選2試合をいずれもストレート勝利でツアー初の本戦入り。1回戦で元世界4位のキャロライン・ガルシア(フランス/同59位)を6-3、6-0で下すと、2回戦は第11シードのアネット・コンタベイト(エストニア/同23位)が試合前に棄権。3回戦では、シェルビー・ロジャーズ(アメリカ/同43位)を6-4、6(1)-7、6-1で下し、ベスト8を決めていた。

この日の試合、第1セット第1ゲームでミスが重なりブレークを許した本玉は、直後のゲームでブレークポイントを握るも、これを生かせず。その後、第3ゲームも破られ、ムグルザが一気に4ゲームを連取する。だが、本玉は持ち前の粘り強さで、ムグルザの力のあるストロークを深く返球。ラリー戦に持ち込んで相手のミスを引き出し、第6ゲームでブレークする。ムグルザのショットに対し、徐々に対応してプレッシャーをかけた本玉だったが、第9ゲームをブレークされ、第1セットを3-6で落とした。

続く第2セット第1ゲーム、本玉は厳しいコースへのボールもしつこく返球。絶妙なタッチのロブやドロップショットも見せると、40-0から5連続ポイントで先にブレークに成功する。だが、ムグルザも負けじと力強いショットを見せてブレークバック。本玉は、第3ゲームで再びリードを奪ったが、第4、第6ゲームを落として2-5に。第8ゲームでは、4本のマッチポイントをしのいだが、5本目でバックハンドをネットにかけ、ストレートで敗れた。

試合後、本玉は「負けて悔しいの方が試合直後なので大きい」としたものの、「自分がここまで勝ち上がれたのは信じられないし、トップの人ともやり合えるというのがわかった良い大会だった」と自信がついた大会だったとコメント。

そして、「フィジカル面でもっと強くしないとこのレベルでは勝ち続けられないと思った。テニスの面でも、攻められる時に仕掛けていかないと、その一つを見逃したらすぐやられてしまう。攻められるところで攻めて、前後に動けるように」と、さらなるレベルアップをしていきたいと語った。

今後は「WTAツアーにどんどんトライしていきたい」とも語った本玉。今大会でつかんだ自信を手にどこまで力を伸ばすことができるか楽しみだ。

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