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2021.11.20

メーカーズボイス

プリンス「新ファントム(PHANTOM)2022」 究極の振り抜きで回転を自在にコントロールできる自信作

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フレーム厚は最薄16.5mm!!
「ファントム」シリーズがお披露目
回転を自在にコントロールできる自信作

素材が良いから薄くできる。
薄いから振り抜きがいい。
振り抜きがいいから回転を自在にコントロールできる。

空気を切り裂くようなボールを飛ばし、ベースライン際でボールが落ちて、コートに突き刺さる。12月に発売となる、プリンス「ファントム100(PHANTOM 100)」「ファントムO3 100(PHANTOM O3 100)」なら、あなたもそんなボールを打つことができるかもしれない。

かつてテニス界には、『薄ラケ=上級者のラケット』が常識という時代があった。今となっては22mm厚以下のラケットを「薄ラケ」と呼ぶケースが多いが、フレーム厚が17mm、18mmといったしなりの大きなラケットを使い、強打をしながらも、よりコントールの精度で勝負するというテニスだった。ところが、90年代後半に“中厚ラケット”を使って勝つプロが現れると、時代は変化。中厚ラケットに人気が集中していく。とはいえ「薄ラケ」がなくなったというわけではない。中厚のパワーを必要としないプレーヤー、つまりスイング速度が速いプレーヤーは、特別な打球感、特別なコントロール性、しなりを持つ「薄ラケ」を使ってきた。

今、そんな流れに変化が起きつつある。
これまでにない素材が次々と出てくることで「薄ラケ」の能力がアップし、復権しつつあるのだ。そもそも、なぜ中厚ラケットの人気が高まったのか。何より大きいのはボーススピードとパワー面。体勢が崩れていたとしても、比較的強いボールが打ちやすいわけだ。もし、その「中厚」の強みを「薄ラケ」が備えることができたならば、話が変わってくる。





大きなしなりがあるから、ボールをホールドする時間が長くなり、コントロール性が高くなる。そこにボールスピード、スピンが加わった。だからこそニューモデルの「ファントム100」「ファントムO3 100」を、開発責任者であるプリンス・相馬安紀氏は“超自信作”と語っている。


#激薄ラケット に不足していた
スピードを「奇跡の素材」で補完した
プリンス「新ファントム」

「薄ラケ」と言っても、ファントムの場合は、とりわけ薄い。
トラディショナルグロメットは最薄部20m(20-22-20mm)、O3タイプに至ってはなんと最薄部16.5mm(20-20-16.5mm)。当然しなりも大きくなるはずだ。では、なぜこの薄さで“パワー”を両立させることに成功したのか? それこそがプリンスだからこそ使える奇跡の素材「テキストリーム×トワロン」があるからである。





まず「テキストリーム×トワロン」だが、F1や航空機などに使われ、現在入手可能なもので最高レベルのカーボンと呼ばれる薄い・軽い・強い「テキストリーム」に、プリンスは鋼鉄の5倍という強度を誇るスーパーアラミド繊維「トワロン」を融合。ラケットを作るために、薄くて軽いのに非常に強い奇跡の素材を手に入れ、「球持ち感を持たせながら明確な打球感でスピードボールを打つ」という不可能を可能にした素材である。

その「テキストリーム×トワロン」を、「ATS(アンチ・トルク・システム)」テクノロジーで、「フレームの10時・2時部分」に採用。「面ブレ3 割減」、「フレーム先端部を含めてより高いスピン性能、パワー、コントロールUP」という長所を作り出している。さらに同素材をフェイスの5時・7時〜グリップ上部にも採用。フレームを太くすることなく、剛性を高め『球持ち感を持たせながら明確な打球感でスピードボールを打つ』という不可能に思えることを可能にした。
打ちやすさという面では、グロメットホールの径を大きくし、ストリングスの接点をフレームの外側にすることで、ストリングスお動きをスムーズにしてスウィートエリアを全方向に拡大する「エクスパンドホール」を採用したことも、プラスとなっているはずだ。






「PVS」をはじめとする最新テクノロジーを凝縮
プリンスの自信作、「ファントム100」は
“薄ラケ”に新たな歴史を築く

前作のファントムでは、グリップに「レジテックス・ツアー」(本革の上にPUコーティングを施したグリップ)を採用。よりダイレクトな打球感を得られるための工夫である。ところが、一方で打球感が硬く感じるという声もあった。今回、それを解消するべく搭載したのが、「PVS(ピュアファイ・バイブレーション・システム)」である。同システムは、シャフト下部からグリップ部に採用されたもので、カーボンに混ぜられた高分子エラストマー(弾性、伸縮性が非常に高い素材)が、不快な振動・衝撃を吸収してくれる。一口に吸収するといっても、衝撃を消してしまってはインパクトの情報を得ることはできない。不快な衝撃、振動のみを吸収してマイルドな打球感にしていることに注目である。





また、全体の86%のストリングがまっすぐ入っていくことで、飛び、スウィートエリアが拡大する「パラレルホール」、インパクト時の衝撃を軽減し、ストリングの振動を抑える「2ピーススロート」も採用。そしてトラディショナルグロメットのラケットでは、ヨーク部(フェイス6時部分)に設けられたストリングホールが、前作より2本多い8本になっている。ストリングパターンは16×18と変わっているわけではないので、それだけ中心部分の目が細かくなり、コントロール性が確かになっている。

「O3」タイプも改良がなされている。今回、上から2本目の横穴から「ニューOポート」が採用されていてスイートエリアが拡大しているのだ。上級者になるほど、ラケットの先でボールを捕らえるケースが増えるため、これは大きなプラスとなるだろう。







ラインナップは2モデル。「ファントム100」は100平方インチ、平均305g、バランスポイント315mm、フレーム厚20-22-20mm、スイングウェイト290g。「ファントムO3 100」は100平方インチ、平均310g、バランスポイント310mm、フレーム厚20-20-16.5mm、スイングウェイト295g。#激薄ラケット であるため、“究極の振り抜き”と謳うほど鋭いスイングができることが売り。スイング速度に自信がある人は、より速い振りが可能になるはず。特に空気抵抗が小さくなるO3タイプなら、さらにビュンとヘッドが走ることになるだろう。






最新作の売りは「スピードボール」。振り抜きがいいから、より強いボールが打てるし、スピン量も増していく。
“回転を自在にコントロールできる”−−プリンスの自信作、「新ファントム」は、“薄ラケ”に新たな歴史を築くことになるだろう。

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フリーダイヤル  0120-506-204
https://princetennis.jp/product-category/tennis/tennis-racket/tennis-racket-phantom-2022

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