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2022.01.25

選手情報

ベレッティーニ、3時間49分の激闘制しイタリア人男子として初のベスト4! モンフィス追い上げ実らず[全豪オープン]

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Photo by Getty Images

ベレッティーニ、モンフィスをフルセットで下し準決勝へ

1月25日、全豪オープン9日目、男子シングルス準々決勝が行われ、第7シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同7位)は、第17シードのガエル・モンフィス(フランス/同20位)と対戦。6-4、6-4、3-6、3-6、6-2で下し、グランドスラム3度目のベスト4入りを果たした。

【動画】ベレッティーニの強烈カウンターショット&勝利の瞬間をチェック!

昨年の全仏オープン以降、決勝に進出したウィンブルドンなど今大会も含めると、グランドスラム4大会連続でベスト8入りを果たしているベレッティーニ。全豪オープンは、2019年より本戦出場を果たしており、最高成績は昨年の4回戦となっていた。

この日は、両者落ち着いた立ち上がりで試合がスタート。広いコートカバーリングを生かし、守備的にプレーするモンフィスに対して、ベレッティーニはテンポ良く、強烈なストロークを放っていく。拮抗した試合となったものの、第1セット第5ゲームでモンフィスのミスが続いて、ベレッティーニが先にブレーク。このまま第1セットを先取する。

続く第2セット、第1ゲームで3度のブレークポイントを守り切ったモンフィスは、第4ゲームで3度のブレークポイントを握る。ここでブレークできれば、勢いが出るというところだったが、ベレッティーニが粘って、なんと10度のデュース、計26ポイントの末にサービスキープ。このゲームだけで20分以上の時間を要した。

波に乗り切れないモンフィスは、第7ゲームでダブルフォールト、バックハンドのミスが続いてしまい、プレッシャーをかかる場面を迎える。30-30としたが、再びミスが出てベレッティーニがブレーク。モンフィスにチャンスを与えず、第2セットも奪った。

何とか一矢報いたいモンフィスは、第3セットに入ると、テンポを速めてベレッティーニのミスを引き出す。すると、第6ゲームでこの試合初めてベレッティーニのサービスゲームを破る。モンフィスのプレーに会場のファンの後押しし、セットを奪い返すと、第4セットも2ブレークを奪って、勝負は最終セットにもつれた。

メンタル的に追い込まれたベレッティーニは、ここでトイレットブレークを取って、切り替える。再び集中力を高めて臨んだ最終セット、第1ゲームでモンフィスのミスが続いて、ブレークすると、ベレッティーニは息を吹き返す。リターンゲームで粘り強くプレーし、第3ゲームでもサービスゲームを破って、3時間49分の激闘の末に準決勝に進出。イタリア人男子としては同大会初のベスト4入りである。

準決勝でベレッティーニは、第6シードのラファエル・ナダル(スペイン/同5位)と対戦。ナダルは、準々決勝で第14シードのデニス・シャポバロフ(カナダ/同14位)を6-3、6-4、4-6、3-6、6-3のフルセットで下している。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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