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2022.01.26

選手情報

チチパス、2年連続3度目のベスト4! 20歳シナーを寄せ付けず快勝[全豪オープン]

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チチパス、シナーにブレークポイント握らせず準決勝進出

1月26日、全豪オープン10日目、男子シングルス準々決勝が行われ、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク4位)は、第11シードのヤニック・シナー(イタリア/同10位)と対戦。シナーにブレークポイントすら与えず、6-3、6-4、6-2で下し、2年連続の準決勝進出を果たした。

【動画】チチパスのスーパーショット&マッチハイライトをチェック

第1セット、シナーのファーストサーブ確率が落ちた第2ゲームでブレークに成功したチチパス。テンポ良く、角度をつけたストロークでシナーにブレークポイントを与えず、6-3でセットを先取する。

続く第2セットもチチパスのプレッシャーにミスを重ねたシナー。チチパスが先にリードを奪うと、2-1のところで雨で中断。流れが変わる可能性があったが、センター、ワイド、ボディーときっちりサーブを打ち分け、優位に試合を進めて、シナーに付け入る隙を与えず。再開後もサービスゲームをキープし、第2セットもチチパスが奪った。

4回戦でテイラー・フリッツ(アメリカ/同22位)と約3時間半のフルセットを戦っているチチパスは、一気に試合を決めたいところ。その後も手を緩めることなく、高いクオリティーのテニスを最後まで貫き、第3セットでは0-1から2度のブレークで5ゲームを連取。勢いのある20歳のシナーをストレートで下した。

全豪オープンでチチパスは、2019年大会と2021年大会でもベスト4に進出。昨年は準々決勝でラファエル・ナダル(スペイン/同5位)に2セットダウンから勝利を挙げていた。

準優勝でチチパスは、第2シードのダニール・メドベデフ(ロシア/同2位)と第9シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同9位)の勝者と対戦する。

一方、敗れたシナー。すでに準決勝進出を決めている同胞のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同7位)に続くことはできず。グランドスラムで初めての準決勝はお預けとなった。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma