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2022.01.27

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国枝慎吾2年ぶり11度目の全豪制覇「完全にゾーンに入っていた」[全豪オープン]

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「自分がどうプレーしたのか、覚えていない(笑)」と会見で語った国枝

1月27日、全豪オープン、車いすテニス男子シングルス決勝で、2年ぶり11度目の全豪シングルス優勝、そしてグランドスラム通算47勝目(うちダブルス21勝)を決めた第1シードの国枝慎吾(ユニクロ/同1位)は、記者会見で「ファイナルセットでは、キャリア最高のテニスができた」「完全にゾーンに入っていたと思う」と試合を振り返った。

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素晴らしいゲームだった。今週、そして今朝の練習でも調子が悪かったけど、コートに入ったらすべてが変わった。ファイナルセットでは、キャリア最高のテニスができたと思う。とても驚いたし、自分がどうプレーしたのか、覚えていない(笑)」と会見冒頭に語った国枝。

改めて、その状態について問われると、「完全にゾーンに入ったと思う。それくらい自分自身の力以上のものが出た。ファイナルセットの5-1にした場面くらい、2本くらいバックのダウン・ザ・ラインを打って決まったけど、ああいう打ち方は練習でもしたことない(笑) ゾーンでないと打てないというのもあるので、そういったショットが2本入ったのは、ゾーンに入っていたんだなと思う」と説明。「あとで自分のプレーをビデオで確認したいと思います」と語った。

今回の優勝でグランドスラム通算47勝目。“通算50勝”について聞かれると、「そうありたい。まずは休みたいけど(笑)」と笑顔で答えた国枝。ところが、昨年の東京パラリンピック(金メダル)以降、「戦うということに自分の身を置くことにしんどさが増えている」と語るなど、モチベーションを維持することが難しくなっていると明かした。

「本当に難しくて昨日(ダブルス決勝で敗退)も、テニス止めようかなとも思ったし、今日の試合も最後になるかもなと思った。ただ達成感も感じている中で、プレーするという状況に直面している。なぜ勝てたかは難しいけど、試合になると負けたくないという気持ちも湧くし、より良いプレーを見せるんだという、テニスを始めた時の原点に向き合える。どんな相手が出てきても、自分のモチベーションが上がるというのはないと思うので、どう成長したいか、そこに集中するしかないというのはわかっている」と素直な思いを語ったうえで、今は“自分自身のテニスをより表現するんだというのだけが支え”と明かした。

さらに会見では昨年4月に史上最年少14歳11ヵ月でジュニア世界1位になり、車いすテニスジュニアの年間最優秀選手を受賞した小田凱人(おだ・ときと/岐阜インターナショナルテニスクラブ/世界ジュニアランク1位)に話が及ぶ。

すると、「本当に日本の車いすテニスにとって明るい存在。いつでも、バトンタッチできるなと思って、成長を楽しみにしている。そのうち、見る立場になると思うので、そういう意味でも、楽しみだなと思う。全部のショットが一級品だと思う。ショットは相当いい。いつトップに来てもおかしくない状態だと思う」と日本の未来を称えるコメントをしている。

ちなみに前哨戦のメルボルン車いすテニスオープン準決勝では、その小田と対戦し、7-6(2)、7-6(1)で退けている。世界最強の国枝と日本の未来を担う小田、両者の今後の戦いも注目である。



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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Photo by Takeo Tanuma

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