close

2022.04.03

選手情報

大坂なおみ、準優勝も「“私は学習能力が高い”と学べた」と前向き発言。次戦はマドリード大会に出場予定[マイアミ・オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

写真提供:ゲッティ イメージズ

今大会の準優勝で大坂は36位付近まで上昇する予定

現地4月2日、「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/WTA1000)シングルス決勝、大坂なおみ(フリー/世界ランク77位)は、第2シードのイガ・シフォンテク(ポーランド/世界ランク2位)に4-6、0-6で敗れて準優勝に。試合後の記者会見では、「マイアミはずっと勝ちたかった大会なので、今はちょっと寂しいです」と残念がった一方で、今大会を通じて「学んだのは、『私は学習能力が高い』ということでしょうか」と改めて自信を得た大会になったと語った。

【動画】「イガおめでとう!!」と大阪なおみは表彰式で笑顔のスピーチ

「第1セットは接戦だったと思いますが、試合を通して、彼女のセカンドサーブにどう対応すればいいのか、前に出るべきか、後ろに下がるべきか、よくわからなかったです。それ以外は、彼女の動きを間近で見ることができて、ちょっとクールな感じでしたね。悲しい結果になってしまいましたが、楽しい一日でした」と試合を振り返った大坂。

さらに大会全体を振り返って、「学んだのは、『私は学習能力が高い』ということでしょうか。毎試合、多くのことを学び、それを活かそうと努力してきました」と今大会を戦い抜く中で、改めて自信を得たと明かし、「いつもならロッカールームで泣いているような気がするんだけど、今はちょっと冷静になっているかな。自分がどうすればいいのかがわかったので、次の大会では優勝できるように、また練習を始めたいと思います」と続けた。

次の大会については、「クレーコート・シーズンを真剣に取り組もうと思っています。(大会の)1週間前にヨーロッパに行って、レッドクレーで練習しようと思っているので、次の大会はマドリードになると思います」とWTA1000「マドリード・オープン」(4月28日〜5月7日/スペイン・マドリード)に出場する意向を表明している。

昨年も“私はクレーで悪いプレーをしていたわけではない”と苦手ではないともコメントしている大坂だが、「私はクレーのスペシャリストではないですが、自分の動きがうまくできれば、かなりいいんじゃないかという気がしています。グリーンクレー(アメリカに多いグリーンサンド)で育っているので、そんなに違和感はないはず。それに、マドリードでは昨年(アリーナ・)サバレンカが優勝しているし、私にもチャンスはあると思います。ただ、どの試合も戦いになります。それを理解し、メンタリティーを高めていかなければならないと思います」とクレーコート攻略に向けて頑張りたいと宣言している。

表彰式では、声援に対して笑顔も見せていた大坂は、「勝ち負けは別として、私がまたプレーしている姿を見て、あるいは私が喜んでいる姿を見て、みんなが喜んでくれたことは、私にとって大きな意味があったと思います」と、勝ち負け以外の部分での収穫が得られた大会だったとも語っている。

今大会の準優勝で大坂は、世界ランク36位付近までジャンプアップする予定。今度はクレーコートでの活躍を期待したい。

【関連記事】大坂なおみ、粘りも見せたものの、次週世界1位となるシフォンテクに敗れて準優勝に [マイアミ・オープン]

【関連記事】<一問一答>大坂なおみ、逆転勝利で約1年2ヵ月ぶりの決勝進出「自分を奮い立たせることができた」[マイアミ・オープン]

【関連記事】大坂なおみ、東京五輪金メダリストの世界28位ベンチッチに逆転勝ち。約1年2ヵ月ぶりの決勝進出[マイアミ・オープン]


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録