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2022.04.22

選手情報

女子テニス協会設立者のビリー・ジーン・キング氏「国籍を理由にして選手を追放は支持できない」とウィンブルドンの判断に声明

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Photo by Getty Images

キング氏、主催者の判断に理解も「支持できない」

4月21日、現在のWTA(女子テニス協会)を創設した一人であるビリー・ジーン・キング氏は、ウィンブルドンがロシアとベラルーシ選手のエントリーを拒否したことについて、自身のSNSを通じて声明を発表。「国籍を理由に、個々のアスリートを大会から追放することを支持することにはできない」と綴った。

【画像】キング氏、自身のSNSでロシアとベラルーシ選手のエントリー拒否に反対

キング氏は、1973年には男女同権を求めて女子テニス協会を立ち上げた一人で、現役時代にはキャリア通算グランドスラム39度のタイトルのうちウィンブルドンで単複(ミックスダブルス含め)20度の優勝。

引退後は、女性の権利を求めただけでなく、環境保護やLGBTQの権利などを求めて活動を続け、昨年「ローレウス世界スポーツ賞」において、生涯功労賞を受賞しているレジェンドである。

そのキング氏が自身のSNSで声明を発表した。「今大会(ウィンブルドン)におけるロシアとベラルーシ選手に関するLTA(ローンテニス協会)とAELTC(オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ)の決定は、困難で複雑なもので、彼らは困難と圧力に直面している」と、大会の主催者側にとって難しい判断だったとコメント。

それでも「WTA設立の指針の一つは、世界中のどんな女子選手でも実力さえあれば、競技に参加する場所があるということ。私は、1973年当時から今日も、この原則を守っている。国籍を理由に、個々のアスリートを大会から追放することを支持することにはできない」と、自身の考えを明確に示すとともに、ウクライナへの支援としてテニス界が行っている“Tennis Plays for Peace”と呼ばれるプログラムに焦点を当てるべきだとした。

20日にウィンブルドンが公式サイトを通じて、今年の大会においてロシアとベラルーシ選手のエントリー拒否を発表して以降、テニス界ではATP(男子プロテニス協会)とWTAだけでなく、選手も同大会の決断を批判。男子世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は「クレイジーだ」とし、同8位でロシアのアンドレイ・ルブレフは「完全な差別だ」とも非難している。

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