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2022.05.10

選手情報

ジョコビッチ「毎週、望むレベルに近づいていると思う」と手応えを語る[BNLイタリア国際]

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前週はベスト4も「正しい方向に進んでいると思う」とジョコビッチ

現地5月9日、ATPマスターズ1000「BNLイタリア国際」(5月8日〜5月15日/イタリア・ローマ)で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)が記者会見に臨み、「毎週、望むレベルに近づいていると思う」と全仏オープンに向けて、プレーレベルが上がってきていると語った。

【動画】アルカラスとジョコビッチの練習動画がこちら

前週、ATPマスターズ1000「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード)では準決勝進出を果たしたものの、カルロス・アルカラス(スペイン/同6位)に7-6(5)、5-7、6(5)-7で逆転負けを喫しているジョコビッチ。その19歳アルカラスについて、改めて聞かれると「今現在、彼は間違いなく世界最高の選手。すべてが素晴らしいし、本当に完璧。攻撃でも守備でも同じようにプレーすることができるしね。一方でコート外では謙虚で素敵な性格をしている。そんな若い選手がいるということは、テニス界にとって素晴らしいこと。彼の成功を願っているよ」と称賛。

続いて、全仏オープン(5月22日〜6月5日)に向けてのコンディションについて聞かれると、「毎週、望むレベルに近づいていると思う。マドリード大会は準決勝で敗れたけど、本当にいいテニスができていた。アルカラスと3時間半近くプレーしたけど、試合後も体調は万全だったし、翌日には回復していた。これは、今回のローマや大きな目標であるパリ(全仏)に向けて、ポジティブで励みになる要素だよ。正しい方向に進んでいると思うし、いつでももっといいプレーができると思う。コート上では自分に厳しくしてしまうが、現実的に考えて、今のテニスのレベルはとても高いよ。この1週間、そのレベルを維持し、このトーナメントを勝ち進んで、パリには万全の体制で臨みたい。それが目標だよ」とグランドスラムに向けて、良い状態にあると語った。

昨年末に2度目の新型コロナウイルス陽性となったジョコビッチは、今年1月の全豪オープン出場に向けて渡豪したものの、ビザが2度取り消しとなって国外退去に。右肘痛で欠場した2017年のUSオープン以来、キャリアで2度目のグランドスラム欠場となった。その後、2月のATP500「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」(ベスト8)で今季初戦を迎えると、ATPマスターズ1000「モンテカルロ・マスターズ」(初戦となる2回戦敗退)、ATP250「セルビア・オープン」(準優勝)、そしてマドリード・オープンと4大会プレーしている。

“望むレベルに近づいている”と自信を覗かせているジョコビッチ。当面の目標は、全仏オープンで、最多タイとなる21度目のグランドスラムタイトルを奪取することである。その本番に向けて、「BNLイタリア国際」で6度目の優勝となるか。今大会では、上位8シードが2回戦から登場。初戦となる2回戦では、アスラン・カラツェフ(同35位)と対戦することが決まっている(過去1勝1敗)。

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