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2022.05.21

メーカーズボイス

プリンス「ファントムF1」、新価値観の超攻撃型テニスラケット、“フラット専用”の実力は本物[試打インプレあり]

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プリンス「ファントムF1」の売り文句は
これまでにない“#フラットボール専用”

人が興味を抱くのはどんなものか?
端的に言えば「刺激」である。ところが人間とは良くも悪くも、その刺激に慣れてしまう。だからこそ、“新たな価値観”には目を引かれるわけだ。人によっては「大同小異」だなんて言われてしまうテニスラケットだが、今、とにかく攻めているのが<プリンス>のテニスラケットである。





2019年、シャフトが左右非対称という、これまで見たこともない「プリンスエックス<prince X>」をデビューさせると、翌年 “赤き野獣”「ビースト<BEAST>」シリーズを大成功させると、伝説のラケットと最新マテリアルを融合させた「ファントム・グラファイト<PHANTOM GRAPHITE>」が完売に。さらにボックス好きを唸らせる「ツアー<TOUR>」、従来のブランドとは一線を画す「ハイドロゲン」とのコラボラケットなど、プレーヤーに次々と新たな刺激を届けている。

そして、最新の“刺激”が届いた。
なんと「#フラットボール専用」という『ファントムF1<PHANTOM F1>』である。
プロの世界では、近年、より攻撃的なショットが増えてきている。つまり、よりスピードボールが増えている=フラットが増えてきているのだ。直線的に飛び、相手に時間を与えないフラットはある意味、最強のショットとも言える。我々も“あんな風に打ちたい!”のだが、インパクトのズレやスイング速度の問題で、抜けてしまったりして、イメージしたような良いボールが安定して行かないのが現実…。一般プレーヤーでも、より強烈なフラットを打ちたい。『ファントムF1<PHANTOM F1>』は、我々にもそれを可能とするラケットなのである。





打ち出し角度、空気抵抗、面剛性
強いフラットを打つために作られた
プリンス「ファントムF1」

まず、フラットを打つために重要なのが「軌道」だ。スピンを打つならば、ボールが持ち上がるほうがいいが、フラットの場合、それだとネットは減ってもオーバーが増ええしまう。そこで、今回すとリングパターンを縦18本×横18本というものにしている。これにより、打ち出し角度が過度に上がらないという研究結果が出ているのだという。
さらに3時・9時部分のフェイス部は、デコボコとした「ディンプルフレーム」にしている。この効果は「空気抵抗の軽減」、「フレームの面剛性強化」と2つのメリットがある。





つまり、より速くスイングでき、より球負けしにくい=パワーを伝えやすいのが『ファントムF1<PHANTOM F1>』なのだ。そして、フラットではより衝撃が大きくなるため、「PVS(ピュアファイ・バイブレーション・システム)」を採用している。シャフト下部からグリップ部のカーボンに高分子エラストマー(弾性、伸縮性が非常に高い素材)の「PVS」を混ぜることで、よりマイルドな打球感にすることができる。

そのほか、独占的に使用できる権利を持っている“奇跡の素材”「テキストリーム×トワロン」の採用。フレーム10時・2時部分に、その「テキストリーム×トワロン」を採用した「ATS(アンチ・トルク・システム)」、グリップ上部からフレームトップ部にかけて均等に厚みを増していく「CTS」など、プリンスのテクノロジーがぎっしりな1本となっている。

フェイスサイズ98平方インチでウェイトは平均305g、バランスポイント320mm、フレーム厚24.5-22-21mm、スイングウェイト300。スペック上、ハードに見える『ファントムF1<PHANTOM F1>』だが、実際に打ったらどう感じるのか? 編集部の試打コンビ、(川)&(広)が超攻撃型ラケットを味わってみた。





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