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2022.05.26

選手情報

ズベレフが2セットダウンから大逆転勝利! 5年連続の3回戦進出「戦い続けなければならないと思っていた」[全仏オープン]

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ズベレフ、大逆転勝利で5年連続3回戦進出

現地5月25日、「全仏オープン」男子シングルス2回戦が行われ、第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク3位)はセバスチャン・バエズ(アルゼンチン/同36位)と対戦。2-6、4-6、6-1、6-2、7-5の大逆転勝利で5年連続3回戦進出を決めた。

【動画】ズベレフ、堅い守備から攻撃! 絶妙なドロップボレーで魅せる

前哨戦「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)2回戦で対戦している両者。その試合では、ズベレフが7-6(6)、6-3でストレート勝利を収めたが、この日の試合はタフなものになった。

試合序盤、バエズが粘り強い守備から素早くポジションを上げて攻撃し、ズベレフはリズムをつかむことができない。2ブレークを許して2-6で第1セットを落とすと、第2セットに入ってもバエズの勢いを止めることができず。開始から4ゲームを連取されると、第2セットも4-6で奪われた。

2セットダウンとあとがなくなったズベレフは、なんとか反撃したいところ。角度をつけてチャンスボールを決めていくズベレフは、6-1でセットを奪い返すと、第4セットでも高い弾道のショットも交え、バエズのタイミングをずらしていく。第1ゲームでブレークし先手を奪うと、バエズは焦りからミスが増え、第5ゲームでもブレークに成功。6-2でセットを奪い、最終セットに持ち込んだ。

勝負の最終セット、勢いのあるズベレフに対し、バエズもショットが浅くなるが、なんとかサービスキープ。互いに一歩も譲らない。第6ゲームでズベレフはブレークを許したものの、集中力は下がらず。負けじと直後のゲームでブレークバックする。

4-5ではバエズのドロップショットに苦戦し、マッチポイントを握られたものの、ここからファーストサーブを入れてポイントに繋げて、かろうじてサービスキープ。土壇場で踏みとどまると、続く第11ゲームで今度はズベレフにチャンスが訪れる。30-40とすると、ズベレフは堅い守備でバエズのミスを誘って、ブレークに成功。6-5とし、続くサービスゲームをきっちりキープして、3時間36分の熱戦の末に大逆転勝利を収めた。

試合後、「彼がとてもいい試合をしていた、特に序盤はね。今日の試合、序盤は全くリズムがつかめなかった。風も強かった」と振り返ったズベレフ。

それでも「1回戦とはまったく違うコンディションだったから試合に入り込むのに時間がかかってしまったが、戦い続けなければならないと思っていた。特に第2セットは取れないとわかっていたが、あのセットでリズムをつかまなければいけないと思っていた」と何とか打開策を見つけることができ、勝利を手にすることができたとした。

ズベレフは、3回戦でブランドン・ナカシマ(アメリカ/同75位)と対戦する。


■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma