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2022.06.01

大会情報

〈コロナ禍の全仏オープン観戦記〉子どもと一緒に行く際のポイントも[全仏オープン]

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フランス・パリで開催中の全仏オープン(大会7日目)を現地で観戦! 筆者の子どもたちと一緒に観戦。出入国時から観戦の際のポイントや注意点などを紹介(※写真はダニール・メドベデフの試合。筆者撮影)

開催中の全仏オープンを現地で観戦!
子どもと一緒に行く際のポイントなど紹介

間もなく観光客の受け入れを開始するというアナウンスがあったが、まだまだコロナウイルスの影響が残る日本やアジア諸国。そんな中、現在フランス・パリで開催中の全仏オープン(大会7日目)を筆者の子どもたち(11歳と9歳の2人)と一緒に観戦した。当初、渡仏に際しさまざまな懸念があった。そうしたことを含め、観戦の際のポイントや注意点なども紹介する。


全仏オープンの会場の様子。右にあるのが「コート・フィリップ・シャトリエ」、奥に見えるのが「コート・スザンヌ・ランラン」

【画像】全仏オープンの会場の様子がわかる写真はこちら

チケットを買い逃して
“激高”チケットしか残っていない!!

全仏オープンを観戦すると決めたら、まずはオフィシャルサイトでチケットを探すところから始まる。筆者の場合、ヨーロッパに行くと決めたのが遅かったこともあり、全仏オープンのサイトでチケットを探した時には非常に高額なホスピタリティチケット(食べ物や飲み物が常に用意されており、特別な場所で観戦することができるチケット)しか残っていなかった。

そのため当初は観戦を諦めかけていたが、リセールチケットを発見したことで、「コート・スザンヌ・ランラン」の前から4列目の席を購入することができた。この席は、ホスピタリティチケットよりもはるかに安い。


リセールチケットを購入するには、チケットコーナーでこのセクションを探す

実は買いそびれてしまったのだが、一番前の席がリセールチケットとして販売されていた。この席は数十分後に確認したところ、すでに売り切れてしまっていた。

チケットと一緒にランチもオーダーしておくのがおすすめ

チケットを購入する際に、サンドイッチや飲み物などを合わせてオーダーしておくことができる。筆者が選んだのは、ハンバーガーとペプシ、パイナップルのセット。料金は12.5ユーロだった。後述するが、ランチタイムは会場内の飲食店が非常に込み合う。そのため前もって購入しておくことで別の窓口にて受け取ることができるのでおすすめだ。


全仏オープン公式アプリでオーダーしよう

日本出国時はPCR検査の結果を提示したが、
フランス入国時はチェックなし!


今回はエールフランス航空の直行便でフランスに入国した。日本から出国する際にはPCR検査の結果を提示したが、さっと目を通すくらいで非常に簡素だった。

今回子どものテニスラケットを日本から持っていく必要があったのだが、エールフランスでは“すべての荷物を丁寧に扱う”ということで、荷物を預ける際にラケットへの「貴重品タグ」は付けられなかった。エールフランスを利用して海外にラケットを持参する際は、ラケットが押しつぶされないようしっかりとしたバッグに入れておくことをおすすめする。

日本出国時も簡素だったが、さらに驚いたのはフランス入国時。PCR検査の結果も、ワクチン接種証明の結果も聞かれず、子どもたちの年齢も聞かれなかった(11歳以下はワクチン接種証明もPCR陰性証明も不要)。子どもたちの年齢に関しては、一瞬でパスポートを見て年齢をチェックしたのかもしれないが、それにしても非常に早かった。昨年の12月末に香港から日本に帰国した際、数多くの手順を踏んだため今回も覚悟していたが、さっさと入国できてしまった。入国前に必要だとされていたユーロ圏に入る人が全員入力しなければならないフォームの確認も行われなかった。

空港近くのホテルに滞在。
空港から「CDGVAL」というシャトルで簡単に到着

パリの電車は危ないとよく言われるが、空港ホテルや別のターミナルに行くために利用される「CDVVAL」というシャトルはとても安全だ。今回は「Parking PX」という駅にあるホリデーインに滞在し、そこから全仏オープンを観戦しに行った。

ホリデーインからローランギャロスまでは車で20分〜40分程度。移動時間は道路の込み具合によっても異なる。朝は非常に空いているが、帰りは事故が起こった影響もあり1時間くらいかかった。ドライバーは簡単な英語でも分からない場合があるので、翻訳アプリなどを使ってフランス語で対応できると安心だ。

《子連れ観戦のポイント》CDVVALは子どもと一緒でも安心!

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写真=山根ゆずか