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2022.06.02

選手情報

33連勝! 女王シフォンテクがペグラを下して2年ぶり2回目の準決勝進出「また決勝に進出できるようにしたい」[全仏オープン]

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シフォンテク、女王の強さを発揮しストレート勝ちで準決勝進出を決める

6月1日、「全仏オープン」女子シングルス準々決勝、女子第1シードのイガ・シフォンテク(ポーランド/世界ランク1位)は、第11シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ/同11位)と対戦。6-3、6-2でストレート勝利。連勝記録を33に伸ばし、2年ぶり2回目の準決勝進出を決めた。直後のオンコート・インタビューでは「ボールをミックスして、彼女のポジションを下げることができた」と語っている。

【動画】33連勝!シフォンテクが見せたスーパーショット&マッチハイライト

4回戦では、中国期待の19歳、ジェン・チンウェン(同74位)に今大会初のセットダウンを喫するも逆転勝利を果たしたシフォンテクに対して、単複でベスト8というペグラの対戦。試合は、互いにブレークという形からスタートする。ラリーの主導権を握るのはシフォンテクだが、アンフォーストエラーも増えてしまってキープが続く展開に。

セット中盤からシフォンテクの精度が高まっていくと、第7ゲーム、15-40とブレークチャンスが到来。ここでラリーからペグラがドロップショット。シフォンテクが体勢を崩しながら、ギリギリで返すとこれが決まり、ブレークに成功する。

ペグラは、フォアハンドのクロス、バックハンドのダウン・ザ・ラインと良いコースにショットを入れてシフォンテクに対抗していくが、ブレークバックのチャンスは訪れず。逆に3-5で迎えたサービスゲームでブレークを許し、第1セットは6-3でシフォンテクが先取する。

第2セット第3ゲーム、ペグラがブレークチャンスを握るが、あと1本が奪えず。続く第4ゲーム、今度はシフォンテクがチャンスを迎える。すると、セカンドサーブをダウン・ザ・ラインにリターンエース。このセットもシフォンテクが先にブレークする。

第7ゲーム、15-30とポイントリードしたペグラだが、立て続けのミスでチャンスを台無しにしてしまう。2-5で迎えた第8ゲームでは、シフォンテクがリターンエースを決めて15-40とマッチポイントを迎える。大胆なショットで3本凌いだペグラだったが、4本目、ラリーからシフォンテクがダウン・ザ・ラインにバックハンドウィナーを決め、6-2で締めて連勝記録を33に伸ばした。この試合、シフォンテクは、アンフォーストエラーはペグラより1本多い28本と多くなってしまったが、ウィナーは30本を記録している(ペグラは16本)

「彼女はスライスを多用し、低いボールで仕掛けてきたし、リズムもよく変えてきた。けど、私もボールをミックスして、彼女のポジションを下げることができた。また決勝に進出できるようにしたい」とオンコート・インタビューで語ったシフォンテク。その準決勝の相手は、第20シードのダリア・カサトキナ(同20位)に決まっている(対戦成績は3勝1敗)。



■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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写真=田沼武男