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2022.06.02

選手情報

上地結衣、大谷桃子との日本人対決を制して9年連続10度目の4強入り[全仏オープン/車いすテニス]

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フルセットの激戦を制して上地が準決勝進出

6月1日、「全仏オープン」車いすテニス女子シングルス準々決勝、第2シードの上地結衣(三井住友銀行/世界ランク2位)と大谷桃子(かんぽ生命保険/同7位)が対戦。7-6(5)、3-6、6-2で上地が勝利し、9年連続10度目となる準決勝進出を決めた。

【表】車いすテニス女子シングルス勝ち上がり表

準々決勝で実現した日本人対決、過去の対戦成績では上地が8勝1敗とリードしている。だからこそ、大谷は攻撃的に行ったのかもしれない。昨日の1回戦、苦しい試合を勝ち抜いた大谷は、試合開始から早いタイミングで攻めていく。対する上地にミスも生まれ、開始から5ゲーム連取をする。

続く第6ゲームで初キープとなった上地。なんとそこから5ゲーム連取で5-5とする。その後はキープが続き、タイブレークとなると、先に先にとミニブレークした上地が7-6(5)でセットを先取する。

第2セット、大谷は変わらず攻撃的なプレーを展開。上地から3ブレークを奪って6-3でセットを取り返して勝負を最終セットに持ち込む。その最終セット、上地が開始から5ゲーム連取。そのまま、サービング・フォー・ザ・マッチを迎えたが、ここで大谷がブレークに成功。続くゲームもキープして2-5とする。第1セットと逆の展開になるかと思われたが、2度目のサービング・フォー・ザ・マッチを上地がしっかりキープ。6-3で締めて、準決勝進出を決めた。

上地は準決勝、第3アニーク・ファンクート(オランダ/同3位)と対戦する。



■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

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