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2022.06.17

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錦織圭との時間は「とても素晴らしい経験だった」、9年間共に戦ったボッティーニコーチが当時を振り返る

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写真提供:ゲッティ イメージズ

「圭とは1年目からとてもうまくいって、9年間も一緒にいられた」

現地6月14日、アルゼンチンの「ラ・ナシオン」紙は、かつて錦織圭(ユニクロ/同104位)のツアーコーチを9年間務めたダンテ・ボッティーニのインタビューを掲載。その中で、錦織との日々を振り返って「彼が選手として、人間としてどのように進化していくのか、その過程を共に過ごすことができたのは、とても素晴らしい経験だった」と語っている。

【動画・写真】ディミトロフと錦織、ボッティーニが担当する新旧選手による練習

元々トッププロを目指して頑張っていたボッティーニは、「19歳か20歳の時に、トップ100に到達することはほとんど不可能」と判断してアルゼンチンに帰国。大学でプレーする傍らコーチを始めると、そこにやりがいを見つけ、パオラ・スアレス(アルゼンチン/自己最高9位)のヒッティングパートナーとして数年ツアーを転戦。その後、友人の紹介でIMGアカデミー入りを果たし、プロのコーチとなると、錦織のマネジャーからオファーが来たのだという。

「ある日、彼のマネジャーから電話があり、『ATPのコーチとしてフルタイムで働かないか』と誘われたんだ。それは大きな一歩だった。圭とは最初から相性が良かったね。1年目からとてもうまくいって、9年間も一緒にいられたのは、とても珍しいことだ。少しずつランキングも上がっていった。98位だった彼は、最初のシーズンに24位まで上がり、その後4位(2017年3月20日)となった。彼が選手として、人間としてどのように進化していくのか、その過程を共に過ごすことができたのは、とても素晴らしい経験だった」とボッティーニ。2011年〜2019年シーズンまで共に戦った錦織との日々を“素晴らしい経験だった”と振り返っている。

その錦織との経験を活かし、現在グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同22位)のコーチを務めているボッティーニは、「グリゴールは安定感があるし、とてもうまくいっているよ。今年なるべくポイントを稼いで、トップ10に近づくことを目標にしているんだ」と語っている。


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