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2022.06.30

選手情報

[奥脇莉音のプロ奮闘記(8)]4週間のタイ遠征、よくなっている部分も課題もたくさん持ち帰ってきました

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今回は4週間のタイ遠征の模様を紹介します。写真はダブルスを組んだペアの選手と

タイ遠征での悔しさを忘れず
もっと強くなりたい!

こんにちは。奥脇莉音です。
今回は、5月の末から行っていたタイ遠征についてお話ししたいと思います。

【画像】奥脇プロのタイ遠征での様子はこちら

試合の結果をご報告します。
4週間出場し、1・2週目はW25の大会で、ともに予選1回戦敗退でした。とても悔しかったです。

相手のサーブになかなか対応できず、チャンスをつくることができませんでした。また、試合の中で考えることができていてもそれを実行することができず、反省点の多い試合でした。フィジカル、技術、メンタル、すべてにおいて足りていない、もっと成長していかなければならないと感じました。

後半の2週間はW15の大会でした。
1週目は予選決勝で敗退。予選2回戦はファイナルセット、スーパータイブレークまでいきましたが、何とか勝利することができました。予選決勝は、相手を追い詰めることができていましたが、勝ちにつなげることができませんでした。いいところもあり、反省点、課題点もあり、次につながる試合になったと思います。

2週目は、予選2回戦を勝利しましたが、予選決勝で敗れました。
予選2回戦は、ファーストセットをタイブレークの末落としてしまい、セカンドセットも相手のリードから始まりました。しかし、落ち着いて相手をよく見ることができていたので、そこからセカンドセットを取り、ファイナルセットもタイブレークで奪取。緊張の場面で冷静な判断ができていたのが勝ちにつながったと思います。
ただ、相手の打ちやすいショットをたくさん打たせてしまったこと、ボールが浅くなってしまったこと、いい流れの時のダブルフォールトなど、まだまだ修正点はたくさんある試合でした。
予選決勝では、相手のほうがすべてにおいて上でした。どうしたらポイントを取れるのか、ポイントを取られているのか、もっと考えなければいけないと痛感しました。また、技術の面では、サーブやスライス、ストロークの安定性をもっとよくしていく必要があると思いました。



予選では負けたものの、ラッキールーザーで何とか本戦の出場権を得られました。
1回戦は、第1シードの中国の選手と対戦。結果は、6-3、5-7、1-6と敗れました。セカンドセットでは5-3までリードしていたのですが、そこからゲームを取ることができず、ファイナルセットも取られてしまいました。

相手は190cm以上ある選手だったので、サーブやスライスで相手の打ちにくいところを狙い、ミスを誘ってうまくポイントできていたのですが、勝利が近づくにつれて力が入ってしまったり、ミスしないことを意識しすぎてボールが浅くなり、そこを相手に打ち込まれるなど白星をつかめませんでした。また、相手の鋭いストレートへのボールにうまく対応できず、ラリーは何球も続いて粘ることはできたものの最終的に相手に決められてしまいました。
本当に悔しいです。
リードした時にどういうテニスをしたらいいのか、もっと突き詰めていかなければならないと思います。

また、大会にはシングルスだけでなくダブルスも出場しました。結果はベスト8でした。ペアの選手とコミュニケーションをしっかりとり、いいプレーができたと思います。


4週間を通して、よくなっている部分もありましたし、多くの課題を持ち帰ることができました。今回のこの悔しさを忘れずに、次は本戦で戦えるようにします。本当に悔しいですが、もっと強くなりたいと思える4週間でした。



【奥脇莉音のプロ奮闘記】過去のコラムはこちら

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