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2022.06.30

選手情報

キリオスが完璧なプレーで世界31位クライノビッチに快勝! 6度目の3回戦進出を決める[ウィンブルドン]

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キリオスがクライノビッチに見せ場を作らせず

現地6月30日、ウィンブルドン男子シングルス2回戦、第26シードのフィリップ・クライノビッチ(セルビア/同31位)とニック・キリオス(オーストラリア/世界ランク40位)が対戦。終始、絶好調だったキリオスが、6-2、6-3、6-1とストレートで勝利し、2年連続6度目の3回戦進出を決めた。

【動画】完璧なプレーを披露!キリオスvs.クライノビッチマッチハイライト

第1セット第1ゲームをラブゲームでキープしたキリオスは、第2ゲームでクライノビッチにネットプレーなどのミスが出て、ブレークに成功する。

前哨戦の「シンチ選手権」(イギリス・ロンドン/ATP500)で準優勝となるなど、クライノビッチは芝を苦手としていない。第4ゲーム、ポイントリードを許しながらもキープすると不安定さはなくなった。だが、キリオスはファーストサーブが絶好調でチャンスを与えない。第8ゲームもブレークに成功して6-2と、キリオスがセットを先取する。このセット、キリオスは4つのサービスゲームすべてをラブゲームでキープ。クライノビッチにポイントを与えなかった。

キリオスは第2セット第1ゲームもポイントを失わずキープ。勢いを維持して、続くゲームをブレークすると、そのまま6-3でセットを連取する。なんとか流れを変えたいクライノビッチだが、集中力を保ってプレーするキリオスに対してきっかけがつかめない。第3セットでも、キリオスは危なげないプレーを展開し第1、第3ゲームとブレークして5-1とすると、第7ゲームでもサービスを破って6-1。終始クライノビッチを圧倒し、2年連続6度目の3回戦進出を決めた。

この試合、キリオスは70%の確率でファーストサーブを入れて、93%(37/40)の確率でポイントを獲得。なんと3ポイントしか奪われていない。サービスエース24本、ウィナー50本、アンフォーストエラーが10本。完璧と言えるプレーで勝利した。




■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK

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写真=田沼武男