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2022.08.18

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「正直、私は嫌いだわ」、シフォンテクが大会使用球に不満を漏らす[ウェスタン&サザン・オープン]

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写真提供:ゲッティ イメージズ

“最後のほうは、サーブで時速170kmを出すこともできなくなる”とシフォンテク

現地8月17日、「ウェスタン&サザン・オープン」(アメリカ・シンシナティ/WTA1000)シングルス2回戦後の記者会見で、世界ランク1位のイガ・シフォンテク(ポーランド)が大会使用球について、「正直、私は嫌いだわ。実際、多くの選手が不満を漏らしているのを聞いている」と不満をあらわにした。

【動画】シフォンテク対スティーブンス、“快勝”の2回戦ハイライトをチェック

初戦となる2回戦で、元USオープン女王のスローン・スティーブンス(アメリカ/同57位)と6-4、7-5とストレート勝利。「2セットともいいスタートを切れたので、とても満足している。大事な場面で集中し直すことができたので、本当によかったわ」と自身としても満足な出来だったと語ったシフォンテク。

その後、記者から「(使用球の)USオープンボールについて、どう感じていますか?」と質問されると、「正直、私は嫌いだわ。実際、多くの選手が不満を漏らしているわ。男女でボールが違うので。変な言い方だけど(笑) 基本的には軽くて、すごく飛びやすい。10年前と違って、今は(女子でも)パワフルなプレーをしているから、このボールでは手を抜けないの。トップ10の選手でも文句を言っている選手はたくさんいるわ」と軽くて飛びやすいため、好きではないと語った。

さらに「確かにミスは多くなるわ。それが本当に良いことなのかわからない。なんで男子と違うのか!? 15年前はボールが重かったからヒジを痛めたとかで、女性用のボールに変えたんでしょうけど、今は身体能力が高いから、そんなことはないと思うんだけど。アッシュ(バーティ/元世界ランク1位)も、このボールが好きではないと言っていたわ。ただ、皆同じ条件なので対応できるようにしたい」ともはや男女でボールを変える必要性を感じないと続けている。

「ウェスタン&サザンオープン」では、2020年にウイルソンと5年間のボール契約を更新。男子の試合では「USオープンエクストラデューティボール」を、女子の試合では「USオープンレギュラーデューティボール」と男女で異なるボールを使用している。ちなみに、これはUSオープンでも同様である。

シフォンテクによると、この問題については昨年、パウラ・バドサ(スペイン/同4位)と共にWTAのスティーブ・サイモン会長と直談判しているとのこと。そんな説明をしていると、思わず言ってしまったか「あのボールはひどいと思う。特にハードにプレーすると、どんどん軽くなっていく。最後のほうは、サーブで時速170kmを出すこともできなくなる。かなりやばいと思う。ごめんなさい(笑)」と激しい発言も飛び出す。

「もう少しプッシュしたほうがいいかもしれない。ウクライナの戦争があったので、WTAを説得するのをやめていたけれど。このボールでプレーする大会は、いつも不調だったんだけど、今回が初めて良くなるかもね(笑)」と語った。果たして、今大会、難しいというボールを操ってどこまで勝ち上がるか? 同大会での最高成績は2019年大会の2回戦進出である。

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