close

2022.09.12

選手情報

国枝慎吾、惜しくも年間グランドスラム達成ならず。決勝で世界2位にストレートで敗れる[USオープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

国枝慎吾、年間グランドスラム狙うも世界2位ヒュウェットに敗れる

現地9月11日、USオープン車いすテニス男子シングルス決勝が行われ、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ/世界ランク1位)と第2シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス/同2位)が対戦。国枝は、6(2)-7、1-6でヒュウェットに敗れ、惜しくも年間グランドスラムを達成することはできなかった。

【動画】国枝慎吾、世界ランク2位ヒュウェットに敗れ、年間グランドスラム達成ならず マッチハイライト 

男子では史上初の年間グランドスラムと大会3連覇がかかる国枝と、USオープンで6年連続決勝に進出し、3年ぶりの優勝を狙うヒュウェット(イギリス/車いすテニス同2位)の対戦。

両者は、今年の全豪オープンとウィンブルドンの決勝でも対戦し、フルセットの激闘の末に国枝が勝利して生涯ゴールデンスラムを達成。USオープンでは、国枝は2勝3敗と負け越しているが、2020年、2021年と決勝で対戦し2連勝。通算成績では国枝が15勝12敗で勝ち越している。

通算51度目(うちダブルス22度)のグランドスラム制覇、そして男子では史上初の年間グランドスラム達成を狙った国枝は、試合開始から持ち味のアグレッシブなテニスを展開し、先にリードを奪う。しかし、今年2度のグランドスラム決勝でフルセットの戦いを演じてきたヒュウェットも負けじと応戦。国枝は、3度リードを奪ったが、直後のゲームでブレークバックされて差を広げることができない。

第12ゲームで国枝は、0-40から5度のセットポイントをしのいで、タイブレークへ持ち込んだが、2-1からヒュウェットに6連続ポイントを許して第1セットを落とした。

なんとか追いつきたい国枝だったが、続く第2セット第1ゲームでブレークを許すと、第3ゲームでも厳しいコースにリターンされ、サービスキープできず。勢いに乗るヒュウェットを止めることができず、2ブレークを許す。

その後、第4ゲームを破って1ブレーク差にした国枝だが、サービスゲームでプレッシャーをかけられ、第5、第7ゲームもブレークされて惜しくも大会3連覇、そして年間グランドスラム達成とはならなかった。


■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)〜9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)
・使用球/[男子]ウイルソン「USオープン・エキストラ・デューティ」、[女子]ウイルソン「USオープン・レギュラー・デューティ」

【特集】USオープン2022の記事はこちら

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma