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2022.09.28

選手情報

ジョコビッチ、「最も認められたアスリートの1人」とフェデラーに敬意。自身の引退には「情熱とハングリー精神がまだある」と言及

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ「ロジャーと彼がこのスポーツに貢献したことに大きな敬意を抱いている」

現地9月27日、「テルアビブ・ウォーターゲン・オープン」(イスラエル・テルアビブ/ATP250)に第1シードとして出場する世界ランク7位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、大会前の記者会見に出席。16年半ぶりにイスラエルで公式戦を戦うことや自身の引退について語った。

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2006年2月に行われた男子国別対抗戦「デビスカップ」のイスラエル戦に出場したジョコビッチ。約16年半ぶりにイスラエルでの公式戦となるが、「もう一度、イスラエルに来られてとてもうれしいよ。2006年のデビスカップで初めてプレーしたけど、僕が経験した中で最も盛り上がった雰囲気だったね。ここの人々はスポーツに対してとても情熱的。そんな姿を見るのが好きなんだ」と試合を楽しみにしているという。

先週は、「レーバーカップ」(イギリス・ロンドン)で3試合をこなし、7月のウィンブルドン以来2ヵ月半ぶりに公式戦を戦ったことに加えて、テニス界を牽引してきたラファエル・ナダル(スペイン/同3位)やアンディ・マレー(イギリス/同47位)らとともに“BIG4”が勢揃いし、ロジャー・フェデラー(スイス)の現役最後の試合を見届けた。

フェデラーの引退を間近で見守ったジョコビッチは、「まず、僕はロジャーと彼がこのスポーツに貢献したことに大きな敬意を抱いているよ。壮大なキャリアとなり、それを誇りに思うことができるだろう。彼は、最も認められたアスリートの1人だ。引退はテニス界にとって悲しい瞬間だった」とフェデラーの引退についての思いを語る。

そして、「僕がテニスに別れを告げる時は、家族や最大のライバルなど、大切な人たちに集まってもらいたい。テニスで達成できることはほとんど成し遂げたけど、僕はまだテニスをしたい。最高峰のプロフェッショナルなレベルでプレーしたいという情熱とハングリー精神がまだあるんだ」と自身の引退についても口にした。

今大会は第1シードとして出場。上位4シードは1回戦が免除されており、2回戦でチアゴ・モンテイロ(ブラジル/同62位)とパブロ・アンドゥハル(スペイン/同115位)の勝者と対戦する。

レーバーカップ最終日に行われたシングルスで気にしていた右手首の違和感については、「今日(27日)、2時間練習したけど大丈夫だった。フィーリングもいいし、症状が出てこなくて良かった」と問題ない様子。

また、今大会で引退するという45歳のジョナサン・エルリック(イスラエル/ダブルス同317位)とペアを組んでダブルスにも出場。2010年にジョコビッチ唯一のダブルスのタイトルを獲得した時のパートナーであるエルリックの引退に、「彼が僕とプレーすることを同意してくれたんだ。彼の最後の大会になるから、故郷の観客の前で、隣にいられることを光栄に思う。できれば1試合だけでなく、勝ち進んでいきたいね」と述べている。

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