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2022.11.12

選手情報

土居美咲、内島萌夏がシングルスで敗戦。日本はウクライナに2連敗で崖っぷち[ビリー・ジーン・キング・カップ]

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日本は2連敗で初日終える。大逆転での勝利なるか

11月11日、女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ」プレーオフ「日本対ウクライナ」の初日を迎え、シングルス2試合が実施。いずれもストレートセットで敗れて、日本はウクライナに2連勝を許し、崖っぷちに立たされた。

【動画】日本はウクライナに2連敗スタート…試合前の円陣の様子

勝利すれば来年のファイナル予選に進出、敗退なら地域グループ1部に回ることとなるこの対戦。先に3勝した国が勝利となる。

シングルス第1試合に登場したのが、2年10ヵ月ぶりとなるBJK杯出場となった土居美咲(ミキハウス/世界ランク180位)。マルタ・コスチュク(ウクライナ/同70位)を相手に、土居は第1セットで先にブレークを許したものの、2ブレークを奪って5-4とする。

サービング・フォー・ザ・セットを迎えたが、コスチュクに追いつかれて勢いがストップ。チャンスを生かせず、タイブレークでセットを落とすと、第2セットも5本あったブレークポイントをものにすることができず、6(1)-7、4-6のストレートで敗れた。

「すごくチャンスがあっただけに本当に悔しい敗戦。チームに1勝目をと思って挑んでいたので自分としては悔しい。内容自体は悪くない出来だったと思うが、大事なポイントとかで少し一歩前に出られなかったり、ボールを落としてしまったところがあった」と土居は唇を噛んだ。

続くシングルス第2試合では、内島萌夏(フリー/同105位)がカタリーナ・ザワツカ(同339位)と対戦。内島は「思ったよりサーブが良かった」とコースを読めず、リターンゲームでチャンスを作れない。互いにテンポ良くサービスゲームをキープしタイブレークに突入すると、ミスの少ないザワツカが第1セットを先取。これで勢いを失った内島は、第2セットも1-2から5ゲームを連取され、6(3)-7、2-6のストレートで敗れた。

内島は、「リターンゲームでチャンスをもらえず、自分がサービスキープをしなきゃいけないというプレッシャーが自分の方があった」とコメント。第2セット2-5までブレークポイントを握ることができず、「第2セットも結局どういう風にポイントが取れるのか見えないまま終わってしまった」と悔しさをにじませた。

この試合が監督としてラストマッチとなる土橋登志久監督は、「土居、内島ともファーストセットが鍵だった」とタイブレークに持ち込まれた場面が重要だったと試合を振り返る。2連敗を喫し、あとがなくなった日本。それでも「苦しい中でもついていったし、チャンスもあったと思う。敗戦したことは本人含めチームにとって悔しいことだが、残り3試合をしっかり準備して、最終のダブルスまで持っていきたい」と12日のシングルス2試合、ダブルス1試合での逆転を目指す。

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Photo by Tennis Classic