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2020.07.02

選手情報

オーストラリアのレジェンドが一刀両断! キリオスとベッカーの喧嘩に「質が低い」

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グランドスラム通算7度の優勝を誇り、1960~70年代のオーストラリアを牽引したジョン・ニューカム氏が、SNS上でボリス・ベッカー氏と喧嘩した世界ランキング40位のニック・キリオス(オーストラリア)を「議論の進め方が悪い」と、地元紙で批判した。

発端は、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)の行動だった。
ノバク・ジョコビッチ(セルビア)やグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)など新型コロナウイルスの陽性反応が出た「アドリア・ツアー」に参加していたズベレフ。自らは陰性だったものの隔離期間を設けた。にもかかわらず、パーティーに参加していた動画がSNS上に拡散されたのだ。

これに対し、キリオスがインスタグラムで「どこまで自分勝手なんだ」と批判したところ、ドイツの男子テニスの責任者を務めるレジェンド、ベッカー氏が反応。「同じアスリートの悪口を言うような奴は友人じゃない。鏡を自分でよく見てみろ、キリオス」「ネズミ(キリオス)は嫌いだ」と罵った。
SNS上でのやり取りはこれだけにとどまらず、キリオスは「ネズミ?警鐘を鳴らしているだけだ」 「ベッカーは思っていたよりも大きなドーナツ(愚か者)だった」と、レジェンドをこき下ろした。

これら一連の騒動に、ニューカム氏は「キリオスの意見に一理あるかもしれないが、公の場での議論としては質が低い」とバッサリ。「僕がプレーしていた頃は、問題があればその人のところへ持っていく。決して公にはしなかったよ。今では違う世界だね」と語っている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma