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2020.07.19

選手情報

ワウリンカが同国の先輩・フェデラーへの評価「ツアーでの兄貴のようだ」

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世界ランキング17位のスタン・ワウリンカ(スイス)が、母国スイス誌『L'illustré』のインタビューに応じ、ロジャー・フェデラー(スイス)のことを「ツアーでの兄貴のようなもの」と語った。

現在、35歳のワウリンカは2002年にプロ転向。一方のフェデラーは今年で39歳を迎え、ワウリンカの4歳年上である。そんな二人は、2008年北京五輪の男子ダブルスでは、見事金メダルを獲得している。
二人が初めて出会ったのは、2001年のこと。ワウリンカは、「彼との出会いはよく覚えている。スイス・ビールにあるクレーコートだった。僕は16歳で、ヒッティングパートナーとして参加していたんだ。自分自身にプレッシャーをかけていたのを覚えているよ」と、当時のことを振り返った。

また、同誌で“フェデラーと同じ世代であることは不運だったか”と問われたワウリンカ。「彼は多くのことを教えてくれたよ。僕がツアーを回るようになったときには、彼はすでに世界1位で、グランドスラムも何度も優勝していた。このレベルの選手の下で練習する若い選手はほとんどいないんだよ」と、貴重な経験ができたことを感謝した。さらに、「僕は人から学ぶことを楽しんできたし、グランドスラムでの活躍は“BIG3”(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ)のおかげだよ。僕は彼らと最も多くのトレーニングした選手で、多くの試合を見てきた選手だ。最高の選手と対戦する前は、ロジャー(・フェデラー)のアドバイスを頼りにしていた。ツアーの兄貴のような存在だよ」と説明した。

近年はケガに悩まされ、思うような成績を残せていなかったワウリンカだが、今年に入り世界ランキングも17位へ上昇。先輩・フェデラーのようにキャリア晩年で再びツアーで活躍してもらいたい。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma