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2020.07.28

デイリートピックス

NY便り「【単独ルポ前編】:ニューヨークのインドアテニスクラブのコロナ対策」

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ニューヨークのテニスクラブの
コロナ対策とは?

3月中旬、COVID-19、いわゆる新型コロナウイルスによる影響でアメリカ・ニューヨークにある多くのテニスクラブは営業停止を余儀なくされた。
その当時は2週間程度の閉鎖で様子を見るといった対応のクラブがほとんどだったが、ご存じのとおり、ニューヨークは世界で最も多くの感染者と死亡者を出し(感染者数は7月24日現在カリフォルニア州が最多となった)、テニスクラブは長期閉鎖に追い込まれた。

屋外テニスコートでシングルスのみのコート使用が許可されたのが、5月中旬。外のコートのみでの営業から可能になったが、インドアのみのテニスクラブの使用が許可されたのは今月になってからのことだ。

少し前置きが長くなってしまったが、今回は7月6日にReopenとなった今年創立50周年を迎える「ヨンカーステニスセンター」(https://www.yonkerstennis.com)さんに単独取材をした様子と現在のアメリカ東部のインドアテニスクラブについてリポートしたいと思う。

関連記事:NY便り「【単独ルポ後編】:ニューヨークのインドアテニスクラブのコロナ対策」はこちら!



クラブ入り口に向かう前にガイドラインの掲示板が立てかけられている。コロナ対策のガイドラインをクラブに入る前に明確にしているのだ。人と人との距離を6フィート(約1.8m)取ることや、こまめに手を洗うこと、咳やくしゃみをするときは手ではなく、腕を使うことなどが示されている。

この「当たり前」のことが抜けてしまうとクラスターにつながるわけだが、ここが抜け落ちてしまっているクラブが多い中で、簡単なことではあるが、(アメリカのクラブにしては)クラスターが起きないよう対策を取っている印象だった。


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文=知花泰三(全米プロテニス協会公認指導員資格保持者)

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