close

2025.11.12

選手情報

西岡良仁 連戦で疲労困憊も逆転勝ちで初戦突破!全豪本戦出場の可能性が「踏ん張れたポイント」[兵庫ノアチャレンジャー]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

西岡良仁 7年ぶりのノアチャレンジャーで初戦突破

男子下部ツアー「兵庫ノアチャレンジャー」(兵庫・ブルボンビーンズドーム/チャレンジャー75)シングルス1回戦が11月11日に行われ、第2シードの西岡良仁(ミキハウス/世界ランク112位)はジェイソン・ジュン(台湾/同1038位)を1-6,6-3,6-4で下し、2回戦に進んだ。

【画像】「兵庫ノアチャレンジャー」シングルス組み合わせ&11月12日の試合予定

9月に173位までランキングを落とした30歳の西岡は、ATPマスターズ上海で3回戦に進むと、10月には中国・蘇州、そして先週は台湾・台北で行われたチャレンジャー大会で優勝し112位までランキングを戻した。

来年1月の全豪オープン本戦ストレートインは今大会終了後のランキングによって決まる。西岡は優勝すれば、目安の100位付近まで上げることとなり、何としてでも勝ちたいところ。その思いの強さが、この日の試合を分けた。

7年ぶりの出場となった今大会、西岡は試合前日の夜に現地入りし、ボールやサーフェスなど調整がほとんどできずに試合を迎えた。2月に怪我をした肩にも痛みが出ていたとし、連戦により体全体の疲労感もあった。「ゆっくり試合に入って、感覚をつかみながらやろうとしていた」と第1セットをあっけなく失う。

徐々に体も温まり、プレーにも躍動感が出てくると、第2セットは0-2から挽回して6-3で奪い返す。最終セット序盤はブレークし合って心も揺らいだところもあった。一気に崩れてもおかしくない場面、そんな時「まだ全豪(本戦)の可能性が残っているというのが唯一踏ん張れたポイント」と持ちこたえた。

ギアを上げて第7ゲームで再びリードを奪うと、4-3での自身のサーブ前には拳を強く握り締めて自らを鼓舞。「この1試合を勝っておけば明日丸1日空く。5日連続は難しいから無理やり今日(試合を)やっているので。ここを耐えれば何とか(優勝の)可能性があるというところでの気合いだった」と、押し込まれながらも西岡らしいディフェンス力で跳ねのけた。

“優勝”を狙っているのは西岡だけではない。だが、「1回戦、2回戦で負けるのは考えてない」とモチベーションの高さは随一。2回戦以降も期待せずにはいられない。

次戦では2023年に自己最高ランク47位を記録しているマルク・アンドレア・ヒュースラー(スイス/同252位)と対戦する。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

写真:Tennis Classic