ジュニアとプロが同じ舞台でプレー8月1日、全日本男子プロテニス選手会は、千葉・吉田記念テニス研修センターで「+ POWER CUP(プラスパワーカップ)」を開催した。同大会は、新型コロナウイルスのために、試合・大会がなくなってしまっているジュニアプレーヤーと共に試合の機会を作ろうと全日本男子プロテニス選手会(会長:添田豪)が中心となって開催したもの。ジュニアプレーヤーにとっては、プロと同じ舞台でのプレー、プロと直接コミュニケーションが取れるまたとない機会となった。また、マスクの着用はもちろん、ボールパーソンは手袋を、選手はタオルを持参、スタッフが定期的に除菌を行うなど、新型コロナウイルスに最大限に配慮した運営がなされていた点に注目したい(ちなみに、我々取材者も数日前からの体調、体温の報告などを求める配慮がなされている)。
【すべての写真を見る】チームWESTとチームEASTに分かれ、団体戦形式で行われた試合は、WESTが4勝2敗で勝利。プロMVPに内山靖崇が、学生MVPからは原崎朝陽が選ばれた。
最後の挨拶で、添田会長は「改めて、こういう場を作っていただいたことに感謝です。構想段階からも含めて、この場に立てていることが嬉しいこと。第2回の開催を、みんなでできればと思います。本当にいい試合ができました。またお会いできる日を楽しみに、ありがとうございました」と締め括った。
同大会は、YouTubeのライブストリーミングで配信されているので、見逃した方はぜひ「YouTube(
youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=ntheZRT44-c)」でチェックしてみよう。久しぶりの試合となり、どの選手も“緊張した”と語っていた同大会だが、プロとジュニアが一緒に戦うというまたとない機会となった。
<試合結果>
左がチームWEST、右がチームEAST ※すべてセットは4ゲーム先取。3セット目は、10ポイントタイブレークで実施■第1試合(U18シングルス)
原崎朝陽(テニスクラブ尼崎/神村学園高・神戸垂水学習センター) 4-3, 4-0 三好健太(桜田倶楽部) ■第2試合(プロシングルス)伊藤竜馬(北日本物産) 2-4, 4-1, 12-10 添田 豪(GODAI)
■第3試合(プロ&U22ダブルス)上杉海斗(江崎グリコ)/ 池田朋弥(早稲田大) 4-3, 4-3 松井俊英(Asia Partnership Fund)/ 高畑里玖(早稲田大)■第4試合(プロシングルス)西岡良仁(ミキハウス)2-4, 1-4内山靖崇(積水化学工業)■第5試合(U22シングルス)三井駿介(アクトスポーツクラブ) 4-3,4-3 白石 光(早稲田大)■第6試合(プロダブルス)上杉海斗/ 伊藤竜馬 3-4, 4-1,9-11 松井俊英/ 内山靖崇