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2020.08.07

大会情報

2021年の全豪オープンは予定通り開催か 主催者「開催地、スケジュールを変えるつもりない」

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テニス・オーストラリアCEOのクレイグ・タイリー氏

8月6日、テニス・オーストラリア(オーストラリアテニス協会)のCEO、クレイグ・タイリー氏は母国メディア『7NEWS』のインタビューに応じ、来年行われる全豪オープンの行方について語った。

8月現在、開催地メルボルンでは新型コロナウイルスの感染者数が拡大していることを受け、ステージ4のロックダウンを実施。9月13日まで夜間の外出禁止などの行動制限を行っている。

これに対し、タイリー氏は、「我々は、このウイルスと感染率を克服することを確信している。この州(ビクトリア州)で起きていることは不幸なことだが、乗り越えるだろう」と語り、現状では大会スケジュールを動かすつもりはないとした。
「ポジティブなニュースとしては、12月と1月のオーストラリアは、テニスプレーヤーのためのバブルを作るということ。12月は大会がなく、選手はここ(オーストラリア)で順応することができ、検疫の時間にもなりえる」と海外から渡航する選手にとって出場しやすい環境であることを強調した。

さらに、「選手たちはここのコミュニティを重要だと認識し、規律を持って行動するようになるだろう」と、感染リスクを軽減するため、コートやホテル、交通機関にアクセスできるようにするという。これらの対策で、トップ選手がオーストラリアへの渡航を決断することに期待しているとした。また、観客については、最低でも50%の約40万人を迎える目標を立てているとしながらも、無観客で放送のみのイベントも考えていると語った。

思えば今年は“オーストラリア史上最悪”とも言われる森林火災の影響で開催も危ぶまれた全豪オープン。来年の開催は平穏無事に行われることを願いたい。

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写真=石塚康隆 Photos by Yasutaka Ishizuka