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2020.09.07

大会情報

試練を乗り越えたチョリッチが快勝でベスト8進出<USオープン7日目>

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(c)Pete Staples/USTA

ボルナ・チョリッチ(クロアチア)
7-5 6-1 6-3
ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)

USオープン7日目、6本のマッチポイントを取られながらステファノス・チチパス(ギリシャ)との激戦を制したチョリッチ。トンプソンを倒し、これまでのグランドスラムで自己最高となるベスト8の領域に足を踏み入れた。

オーストラリアの世界63位、トンプソンとの対戦となったチョリッチは、互角な内容も第1セットを先取すると、第2セット以降は手堅いストロークをベースにトンプソンのミスを引き出す展開に。危なげなくストレートで勝利を手にした。

試合後のインタビューでチョリッチは、「素晴らしいテニスだった。疲れてはいるが、良い状態だ」とコメント。グランドスラムでは自身初の8強入りとなったことに関しても「(パンデミックの)5ヵ月間、ハードワークをして備えてきた。毎日4時間のオンコートでの練習を上げることができたんだ」と試合がない中での調整が順調だったことを明かした。次の対戦相手、ズベレフには、最後の対戦であるマイアミで敗れており「彼はトーナメントのことを知っている。常にグレートなテニスをしてくる」としながらも、その時とは違うタフな試合を勝利してきた今の自分との経験を俯瞰しているように思えた。

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文=知花泰三(全米プロテニス協会公認指導員資格保持者)