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2020.09.08

大会情報

ティエムが力の差を見せつけオジェ・アリアシムを一蹴!<USオープン8日目>

(c)Pete Staples/USTA

ドミニク・ティエム(オーストリア)
7-6(4) 6-1 6-1
フィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ)

USオープン8日目の注目カードとなった、ティエムと若手有望株のオジェ・アリアシムの対戦。試合前、ティエムは、「彼(アリアシム)はスーパースターだ、パワーあるフォアハンドに気をつけたい」と語ってコートに入っていった。

試合のキーポイントと見られたのが、「ティエムのリターンの位置」。カメラが捉えられないほどベースラインより後ろに下がっている彼は、バックハンド・リターンをより強打するできる。とはいえ、オジェ・アリアシムのサーブはビッグサーブだ。バックハンドに入った時にティエムがどのくらい返球でき、ブレークにつながるかが見ものだった。

第1セット、先にティエムがブレークに成功。しかし、土壇場の5-4でアリアシムがブレークバックしタイブレークへ。激しい打合いとなったが、ティエムがラリー戦を制し、セットを奪った。このセット、オジェ・アリアシムに8本のサービスエースを許したティエムだったが、アンフォーストエラーが9本少ない展開(ティエム15、オジェ・アリアシム24)がわずかな差を生んだ。

第2セット以降、オジェ・アリアシムの最初のサービスゲームをブレークし、常にリードする展開を作ったティエム。ゲームをコントロールし、ヘビースピンのストロークは安定しており、高いクオリティーを維持。コースの選択肢も多く、キーポイントだったリターンもファーストサーブでは40%、セカンドサーブに至っては60%の確率でポイントの獲得につなげた。グランドスラム3度の準優勝を果たしているティエムが、オジェ・アリアシムを圧倒し若手の挑戦を退けた。

試合後のインタビューでティエムは、ファーストセット5-3からブレークされたことを聞かれ「相手がアメージングだったから、少しナーバスになっていた」とコメント。続けて「第2、3セットは、これまでのツアーの中で100%のベストセットだった。全豪の時のようにオフェンスとディフェンスが上手くミックスできた」と答えた。

今大会ではグランドスラムのファイナルに行った数少ないプレーヤーであるティエム。プレッシャーはあるか?との問いには、「相手が誰でも関係ない。ビック3がいる、いないではなく、目の前の相手とプレーするだけ」とコメント。
次の対戦相手はオーストラリアの20歳、デミノー。「ここでは年長者になっていますね」とインタビュアーに言われるほど、有望な若手との連戦に「そうだね。彼もフィリックス(・オジェ・アリアシム)と同じでスーパースターだからね」と答えた。続く若き才能との試合、楽しみである。

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文=知花泰三(全米プロテニス協会公認指導員資格保持者)